以下、なまぐさ坊主の便所の落書きだが

五百羅漢、あれを見て誰が助かるのだろうか。
製作者以外誰も救済されない類の作業としか映らなかった。
村上の作品だというラベルを剥がせば
夥しい数の、煩悩にまみれた、
薄汚い線が次々と浮かび上がってこないだろうか。
少なくとも私はそこに信心の欠片も見出すことができなかった。