女としての喜びを根こそぎ奪い尽くされたあなたの現状に追い打ちをかける気はありません。
あなたに何らかの強い感情を抱いている訳でもない。
でも、僕の予想をはるかに超えていた、あなたの今の受難を、当の本人以上に
苦痛に思っている人がいるという想像は、私を楽しませるのです。
あなたの今の姿を肴に味わう酒は、私を不可逆な障害に追い込んだ
この十数年の言語を絶する辛苦を癒してくれる特効薬となっているのです。

人知れずその美酒に酔いしれる程度の権利はあってもよいと思うのです。