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「私はこの、レイピストである俳優の母の涙は理解できません」 ジェーンさんからの電話
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ogawatamaka/20160829-00061632/


■私は今日沈黙してはいられませんでした
8月26日の夜、彼女からメールがあった。「高畑裕太の事件、わかってると思います。そのことで明日電話したい」、そういう内容だった。

彼女の名はキャサリン・ジェーン・フィッシャーさん。オーストラリア出身で1980年代に来日し、日本に暮らしている。
テレビでタレント活動をしていたこともあった。2002年の4月、彼女は神奈川県横須賀市で在日米軍の米兵からレイプ被害に遭った。
警察からの取り調べで深刻なセカンドレイプに遭ったことや、アメリカに帰国してしまった犯人を見つけ出して裁判を起こし、勝訴したことなどを、
『涙のあとは乾く』(井上里訳/講談社/2015年)にまとめている。私は取材を通して彼女と知り合い、その後交流を続けている。

27日の夕方、ジェーンさんに電話をかけた。彼女は怒っていた。事件についてはもちろん、26日に行われた容疑者の母、女優の高畑淳子さんの会見について怒っていた。
私は26日に公開した自分の記事で、一部の報道に対して抗議のメッセージを募っていたため(現在も更新中)、ジェーンさんもメッセージを寄せてほしいことを伝えた。

快く応じてくれたが、彼女が伝えたいメッセージは、報道への抗議にとどまらなかった。電話で聞いた言葉をまとめた私の文章に対して、彼女はもどかしそうに、
「自分でメッセージを書いた。俳優の母の会見について言いたい」と言った。

彼女から届いたメールを訳したものを、下記に載せる。ヤフーニュース個人はオ―サーが取材した内容や、社会問題についてのオ―サーの意見を書く媒体だが、
彼女からのメッセージをすべて載せることには意味があると私は考えている。高畑淳子さんの会見に関する部分と、被害者の方に対する部分の2つに分けて紹介する。