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•背景1800年後半
時代背景からいうと当時はまだ美術が自由なものとしての範囲がすごく狭かった
主に絵画と彫刻がARTであってかつ「崇高なもの」に限定されていた
ARTは画壇、サロンのものだった
一方で社会は工業化や奴隷の解放など近代化が急速に進んだ
•ここにきてARTはART自身を問いただす
なぜARTであり得るのか、ARTは何なのか
アート画壇はなぜARTを規制しているのか?
•コンセプト
ARTの問いに答えを示した
既製品(便器)をART作品として提示することでARTの前提とした「崇高なもの、美しいもの、オリジナルなど」一斉に否定し、人間は自由に発想して作品を作ることができ、そのことがARTであることを当時の画壇やサロンに示した

このことをARTは認めART自身を拡張し始める
以降、絵画は進歩主義の路線を取りこれまでにない画風を模索する
彫刻も同じように自由な形を模索する

更に絵画の進歩主義が成熟して、「ARTとは何か」から「絵画とは何か」を目指し還元主義に至る
彫刻もまた「彫刻は何か」という問いに向かい還元主義に至る

デュシャンの功績
ARTを広げた
•目で見るARTから理論で見るARTを生み出した
•「おぞましいもの」などもARTであることを導いた
•レディメイドという既製品の組み合わせもアートになりうるし、「職人的技術がすなわちART」とならないことも示した
•ARTが特定の政治や宗教のものでないこともサロンを否定することで示唆した

近代美術(モダニズム)
ARTにとってなくてはならない超絶偉大な作品だったので素晴らしいARTとされている
ART自身がARTを問い直して否定したり提案することが活発になるとそれはダダイズムとも呼ばれた
ダダ(破壊的)とかいうことだったはず