■非正規・無業者の生活保護予備軍は147万人

「このまま何も手を打たなければ、30年後には
独身・低収入の高齢者であふれ返る。
日本の財政は年金ではなく、生活保護で破綻する」

 こう警鐘を鳴らすのは山田昌弘・中央大学教授だ。
 日本の財政破綻の足音は着実に近づいており、
さまざまな主張が飛び交っているが、見落と
されていることがある。それこそ、就職氷河期
世代の生活保護落ちリスクである。