わたしは天才画家だ。 天才画家なので絵がうまい。
絵がだいぶうまいのだ。 うまいんだぞ。
しかも家が金持ちだ。 家が金持ちで天才画家、
最高すぎる。 前世でよほどいいことをしたとしか思えない。
なら、今世では多少悪いことをしてバランスをとってもいいだろう。
そのぐらいに思っている。
きのう、天才のわたしはツイッターで若者をいびっていた。
絵の世界にくわしくない人にはわからない話だろうが、
アートの世界では、絵のうまい人間は、絵のへたな人間を
いじめていいことになっている。

【天才画家なんですが
ロブスターの群れにおそわれて困ってます】より