自分はちょっと別の観点から考察を
希美が最後の最後までみぞれに好意を持たれてることに気づいてなかった、認めてなかったことが
あまりにも不自然に感じて色々調べてみたら興味深い症例が出てきた
自己嫌悪、自己断罪、自分は醜い人間だとあまりにも思い過ぎると人間は
『他人から好意を持たれること』そのものに強い嫌悪感を持つようになるんだと
要はこんな自分を人が好きになるはずないってやつ(厳密にはちょっと違うけど)
みぞれは希美にとって醜いコンプレックスの元凶なわけだから尚更その好意には拒否反応が
出るんじゃないかな?
下巻プロローグの『本能を歯ブラシでこすられたような、曖昧な嫌悪』がこの考察の契機になった