新幹線「札幌駅」 利用者無視のJR北海道案 「大東案」は現在の駅から離れすぎだ

「JR北海道が認可案にこれだけ抵抗する真意がわからない」
北海道新幹線の札幌駅プラットホーム問題に関する、鉄道建設業界OBの言葉だ。

JR北海道は2月4日、都内で開催された北海道新幹線の札幌駅に関する協議の場で「大東(おおひがし)案」を正式に再提案した。
この問題については、そもそも認可案が現駅在来線プラットホームであって、本来は覆すべきことではない。
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)はずっとこの案を支持している。
しかしJR北海道側が「在来線の運行に支障がある」として了承せず、西側案、東側案を提案。
いったんは現駅案、東側案で検討する形となった。

在来線に支障があるというJR北海道の言い分に対して、鉄道・運輸機構は「1日26本増発しても、そのほかの在来線列車への影響は最低限に抑えられることが判明した」としている。

札幌駅の運行本数よりもっと多い列車数を、名古屋鉄道は名鉄名古屋駅の3面2線で賄っている。
京急電鉄の品川駅も2面3線でこなしている。
なぜJR北海道はそれができないのか。

http://toyokeizai.net/articles/-/209050