>>305
推理ものの分野では、意外な犯人のアイデアは、すでにもうほぼ出尽くしています
動物が犯人、犯行ができなそうな子供や身障者が犯人、被害者(と思われていた人)が犯人、
探偵自身が犯人、事件を裁いていた裁判官が犯人、一人称の物語の語り手が犯人、などなど
小説の分野では、作者が犯人だとか、読者が犯人、なんてのもあります
もはや、ミステリーの世界に、斬新な「意外な犯人」はほとんど残されていません
そんな中、最初に犯人を提示しておいて、そいつが犯人というのは、逆に、斬新な「意外な犯人」
と言えるでしょう