映画『ドラゴンボール超』情報を追いかける「ドラゴンボールムービーフロントライン」始動!
第1回目は集英社DB室 室長の伊能昭夫に突撃!
https://dragonball.news/news/180422_dbmfl01.html

――新作映画のビジュアルも公開になり、PVも公開されました。

伊能:ティザービジュアルやPVを見ていただければ気付いていただけると思いますがが、今回はキャラクターデザインをTVアニメとは一新しました。
今までの絵柄をキープしていくのもいいのですが、今回はTVアニメが終わり、新たに『ドラゴンボール超』の映画というタイミングなので、いろんなことにチャレンジしてもファンに受け入れていただけるのではと考えました。

――キャラクターデザインのリニューアルはどういった方向性だったのでしょうか?

伊能:鳥山先生ご自身の『ドラゴンボール』の絵柄も変わってきていて、昔に比べると、ちょっとスリムになっているんですよね。
デザインは鳥山先生が思う“今”の『ドラゴンボール』のイメージで、色味に関しては原作漫画に近くしています。実際にみなさんの反応を見てみると「原作に近くて良い」という声もあるし、
「違和感がある」という声もある。実際に動いてみないことにはまだわからない部分は大きいですが、新しい部分と懐かしい部分がうまくミックスされたものになると思います。

――キャラクターデザインもされている作画監督・新谷直大さんは、どのようにして選ばれたのでしょうか?

伊能:まずオーディションというかたちで、けっこうな人数の方に描いていただきました。絵柄について鳥山先生が注視するポイントのひとつが、
正面を向いて“スッ”と立つ姿がカッコいいかどうかなんです。実はこれがすごく難しくて、横に振るとある程度格好がつくんですけど、正面を向いて普通に立たせると不格好になってしまうことが多いんです。
悟空の顔をうまく描けるかは、本当に画力があれば後からでも描けるようになるので、まずは基本的な部分を大事にしました。

――その他に、鳥山先生が注視されているポイントはありましたか?

伊能:道着の中の身体もちゃんと理解して立たせているかなど、鳥山先生は身体のバランスについて細かくチェックしていましたね。そうしたチェックを経て、
最終的に鳥山先生ご本人が新谷直大さんに決めました。新谷さんが描き慣れてきていることもあって、現在進行形でどんどん上手くなっているので、僕自身もそこはとても楽しみにしています。