度々引用している「紳竜の研究」で、紳助兄やんはこう言っている。
「必要以上の練習はダメ、それはただの筋トレや。腕太なるだけや。問題意識を持って練習する。でないと、やっちゃダメ」

これ、知識の取り入れ方にも似ていると思う。
紳助兄やんも「一分野一箇所」でええ、と説明している。

研究者や評論家などは、知識を仕入れるのが仕事だからやるしかない。
しかし僕ら現場の人間は、必要最低限の知識があれば、あとは余計な情報で、クリエイティブには何の役にも立たない。
むしろどう考えて、どうイメージし、仕事に落とし込むか、その訓練の方が遥かに大事だ。

知り合いでも過去、僕より遥かに本を読んで、遥かに映画を観ている友人が、少なからずいた。
結果はどうか?一切開花せず終わった。
知識を生かす技術がない限り、多すぎる知識は何の役にも立たないのだ。

宮アさんも映画はほとんど観ない。そういう本当の意味での訓練が、人を強くする。

と、いう事を西小金井村塾では口酸っぱく教えている。
誰かモノになる人材が出てくれればいいのだが・・・。