>>172
昔はすべてのアニメは幼稚だと一般人からは偏見視されていたんだよ。
ラピュタみたいなクオリティ高いアニメも一般人からは認められなかった。
「アニメ?子供が見るものだろ?幼稚だ」と、決めつけられていた。
もしあの時代にスマホ太郎があったらラピュタも「アニメなんだからスマホ太郎みたいなものだろ?」うという不遇な扱いを受けていただろう。
金曜ロードショーで宮崎駿映画が放送される時、水野晴郎が
「普段アニメなんて見ないよという人もこの監督の映画だけは見てほしいんです。この監督の映画は本当に凄いんです」
と必死にアピールしてな。それだけ必死にならないとわかってもらえなかった。
いや、それでもわかってもらえるまでにはずいぶん時間がかかった。
ラピュタやトトロはヒットしなかった。テレビ放送で人気になった。
ジブリ映画でさえそんな状況だった。
他にも「AKIRA」や「王立宇宙軍オネアミスの翼」といった世界を驚かせてハイクオリティなアニメ映画も赤字だった。
「どうせアニメじゃんw」とすべてのアニメを一緒くたにされた。
本当にアニメに対する理解がなかった。

いまでも全てのアニメを、異世界系アニメを同じレベルだと考えて幼稚なものだと切り捨てるのは当時と考え方が基本的に同じだ。
確かに幼稚な駄作も多くて、粗製乱造されているのはうんざりするが。
アニメファンもそこまでアホじゃない。
クオリティが高いものか、幼稚な駄作かはちゃんと評価している。
それが証拠に異世界系アニメもヒットするのはわずかしかない。つまらないものはボコボコに叩かれる。
むしろ幼稚どころか見る目が肥えて、成長しているようにすら感じる。
ただ、「自分もネトゲ好きだからラノベ書いてみよう。ヒットして金儲けできる」と安易に考えて、なろう系に投稿してるような連中は本当に幼稚だと思う。
ヒット作はやはり内容が練り込まれていて安易に作ってみました感はない。
それでもアニメ化されて衆目に晒されたらまったく受け入れられないということの方が多いのが現実。