第234回 放送と青少年に関する委員会 | BPO | 放送倫理・番組向上機構 |
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青少年委員会 議事概要第234回
第234回-2021年5月

視聴者からの意見について…など
2021年5月25日、第234回青少年委員会をオンラインで開催し、7人の委員全員が出席しました。
先月に引き続き、深夜のアニメ番組で20代サラリーマンが家出した女子高生に声をかけ自宅に連れ帰り保護するが、女子高生は見返りに性行為を持ち掛ける…という内容に、「売春を肯定しているのではないか?」「未成年者略取という犯罪を助長しているのでは?」「あたかも良識のある大人として描かれていることが問題」との視聴者意見が寄せられました。
委員会ではこれらの視聴者意見について議論しました。
5月の中高生モニターのリポートのテーマは「最近見たニュース・報道・情報番組について」でした。今月もモニター35人全員から報告がありました。
モニターからは、ニュース・報道・情報番組について、「自分が特段興味のない分野について知るのはテレビのニュースがいちばん強い。だからこそ私は、多様な意見を取り上げ、偏った報道をしないでほしいと考えている。」などの報告や、「報道番組や情報番組では、今話題に上っている情報やニュースを流すだけでなく、あの情報は正しかったのか、間違っていたのか、考えるきっかけを与えてもらいたいと思ったのと、自分自身でもそういうものの考え方を習慣づけていきたいと思った。」といったように、ニュースの公平性を重視しているという内容のリポートが複数寄せられました。
モニターリポートの「自由記述」では先月と同様、バラエティー番組についての記述で、「人にトラウマを与えるようなものはやめるべき」という人がいる一方、「不快と感じるなら見なければいいのではないか」という意見もありました。
委員会ではこれらの意見について議論しました。
次回は、6月22日に定例委員会を開催します。