>>477
最初からその家の子という意識があるなら、育児放棄や虐待や暴力がないだけでもいい家族
なのかもしれませんが、この場合はいきなり見ず知らずの他人の家に転生しているのです
食事はちゃんと出してる、暴力も奮ってない、だから家族だろうと言われて納得できるものでは
ありません
それだけなら児童養護施設の職員が、仕事として食事を出しているのと変わりません
それでも職員が子供たちに愛情を持って接していれば、子供たちもそれを感じて職員を家族の
ように思うでしょう
本好きの下剋上のマインので家族は、病弱なマインをいつも気遣い、彼女の将来のことも真剣に
心配してました
ただご飯を与えて、暴力振るわないというだけで、いい家族というものではないのです
八男の家はどうでしょう?
一人前になったら独立するのが当たり前であっても、ではどう身を立てるのか、マインの家族の
ように、将来を心配したでしょうか
特に長兄は、心配していたのは、跡継ぎの地位を奪われることだけだったように見えます
(だから私は、厄介払いと表現しました)
主人公から見たら、独立後は他人同然と私は主張しましたが、先に他人同然に扱っているのは
長兄の方です
そんな長兄について、弟が独立後に金持ちになったからといって、家族だからどうのこうのと
いうのは違うと思いますよ
それでは、宝くじが当たったら急にすりよってくる、今まで聞いたこともない親戚とかわりません
実際、長兄の方からは主人公に資金援助しろとは言って来ていないですよね
宝くじ当てた者にすりよる醜い親戚たちとは、自分は違うんだっていう矜持が彼にはあるのです
である以上、主人公の方から資金援助しようと言い出すのは、その矜持を踏みにじることになる
という見方もできます
まあ、主人公がそこまで考えていたのかは(描写がないので)わかりませんが、少なくとも
現段階でそこまで非難するのは違うと思いますよ