イエスタデイをうたって ネタバレスレ
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TVアニメ『イエスタデイをうたって』のネタバレスレです。
アニメ未放送部分のネタバレを含む話題や
アニメ板、漫画板、どちらでも板違いになるような話題はこちらでお願いします。
冬目景 第九十七章(漫画板)
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/comic/1579952129/
イエスタデイをうたって Part7(アニメ板)
http://rosie.5ch.net/test/read.cgi/anime/1591867036/ もう使われてなさそうなので、こっそり廃スレ利用の「if」
女「手紙来てたよ。テーブルの上置いといたから」
男「ン。さんきゅ。あ、これね・・・・・・」
女「早川さんって誰だっけ」
男「・・・・・・だよ」
女「ん?誰?」
男「あ、あぁ・・・・・・んんん」
女「なによ、話せないの? だったら聞かないけど」
男「いや、そんなんじゃない・・・・・・」
女「ハッキリしないわね」
男「なぁ・・・・・・」
女「いいわよ、別に言いたくなければ」
男「いや、だから、そんなんじゃ・・・・・・」
女「なんか、あ・や・し・い」 男「・・・・・・はぁ〜。この手紙は、そのぉ〜、えっと。ま、なんだ。ついこの間3回忌したばっかと思ってたんだけど、もう・・・・・・」
女「あ、うっ・・・・・・」
男「す、すまん。そういうことだからよ、あんま気にすんな。そもそも亡くなった時だって知らされなくって、突然3回忌だって連絡があってびっくりしたんだから、なっ」
女「そ、そうだよね・・・・・・でも」
男「あ、今度の法要、オレひとりで行ってくっからよ」
女「・・・・・・ワタシも。前の時、行けなかったし、それにいろいろ報告しなきゃ・・・・・・」
男「ん。そっか。そうだな。じゃ、一緒に行くか。それよりアサメシだ」
女「うん。今、用意するね」 男「なぁ。オレ、あの頃、なんも出来る状態じゃなかったと思う」
女「・・・・・・・・・・・・」
男「仕事先でカメラマン向いてないって言われて、それでどおしよって思い悩んでて誰かに何かをするなんて出来なかった。だから向こうから連絡も無かったんで気にも止めずにいたんだ。きっと連絡があっても何も出来なかったかもしれない・・・・・・」
女「止めなよ・・・・・・自分責めるの。いくらあの頃のことを考えたって元には戻れないんだよ」
男「ああ。そうだな。あの頃、お前だけが傍にいてくれた。だから、今オレがいる。ありがとな」
女「それがわかってるんなら、もっと感謝しなさい!」 男「おっと。遅刻しそうだ。じゃ、行ってくるわ」
女「うん!気を付けて・・・・・・」
男「・・・・・・ン? なんだ?」
女「うぅぅぅ・・・・・・ 気を付けてね、パパッ!」
男「お、おぅ!」
少しはにかみ、そしてお腹を撫でながら見送る女
呼ばれ慣れなくて戸惑いながら返事をする男 平穏無事な日常に浸かりきっていると
昨日と今日の違いなんて気にもとめない。
だけど時の流れの中で、いろんな事が少しづつ変わっていく。
そんな小さな変化が、いくつもいくつも積り重なった時に突然顔を出す。
時に幸運、時に悲運。大抵の場合、残酷な現実として。
そしてその時、もう昨日に戻れないことを思い知らされる。
だから、明日に向かって前へ進むしかないのだ。
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