こういう真っ当な意見に真フレが発狂したので打ち切られた

アニメ2期を原作としたコミックとしてはほぼ模範解答と言える内容ではないでしょうか。
元々のストーリーのひどさを、よくぞここまでおもしろくできたなぁと感動すら覚えます。
まず、キャラひとりひとりにちゃんと個性を感じます。
そして、アニメ2期で嫌になるほど感じたギスギスした雰囲気は極力緩和されています。
また、突如完成する遊具などについてもきちんと補足がされており、見る側が「?」とならないよう配慮されています。
そして何より、動物を描けているという点がアニメ2期との最大の違いではないでしょうか。
アニメ2期同様に特性を自分で説明する場面はありますが、ボスがいないためこれは仕方ないです。
ただ、そうでない細かい描写、例えば夜行性であるサーバルが暗いところで喜んだり、未知のものに出会った時にニオイを嗅いだりとか。竹を見た時の反応(つるつるして登りにくそう、爪も研ぎにくそう)なんかも、「もしも動物がヒト化したら、こんな風に感じるだろうなぁ」という楽しいものになっています。
もちろん、漫画ならではの表現(アニメでは尺の関係で言わせられないセリフを小さな文字で言わせる等)のおかげもあるわけですが。
けものフレンズが大好きな私にとっては、救いとでも言えるような素晴らしい一冊でした。
だからこそ、少し心配になります。比較的好評だった2期の初期EDの映像が後期になってあんな風になってしまったように…
この素晴らしいコミック版は、ぜひ最後まで読めると信じたいです。