石破:感性に訴えるものでないと受けないです。日本が素晴らしいと思うものを世界が素晴らしいと思うかという、そうじゃないんで。何が本当に世界のニーズに合うかとやって、
この日本の良さが分かんないのかという、高飛車に言うと、それが広がるはずはないんですよね。どうやったらば世界に受けるか。私、『宇宙戦艦ヤマト』の大ファンなんです。
2作目の『さらば宇宙戦艦ヤマト〜愛の戦士たち』(*1978年公開)って。

古谷:劇場版ですね。

石破:不朽の名作だと思っていて。

古谷:そうです。

石破:私、100回以上、見たんです。

古谷:すごいですね!

石破:いつも同じところで泣くんです。でも、これって外国に分かるだろうかというと、多分、分かんない。

古谷:『宇宙戦艦ヤマト』、残念ながら海外ではそんなに人気はないですね。

石破:あれは、まさしく最後は古代進と森雪が、あの白色彗星に突っ込んで終わるわけ。あれって、かつての戦艦大和そのものですよ。

古谷:まさに西崎義展さん(*1934年〜2010年。宇宙戦艦ヤマトのプロデューサーなど)の。

石破:まさしく西崎ワールドです。

https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20180802-00091612/