なろう君やっぱり小説向いてない
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ナギア編
そこに今はいなくても
 外のバカ祭り騒ぎとは隔離された静かな部屋は設計図が乱雑に散らばり、汚部屋というにふさわしい部屋だった。よほど女性の部屋だとは思えず文字通り足の踏み場もない部屋だった。

「どうしたんです。私に用って。わたしティルナシアさんと飲みたいんですけど」

「なに、ミホノに見せなきゃいけないものがあってね。私は臆病だから決めあぐねていたんだ。きみにミエコのことを話そうと思ってね」

「母のことを?」