うっかり書き忘れたが、○○○湯に行くのはなぜか閉店時間30分前くらいのことが多かった。
その度にフロント前の休憩室で顔を合わせる、オレより少し年上のオネエサンがいた。
細めでスラリと背の高い、オレ好みの美人だった。
好みのタイプだけに妙に意識してしまって、言葉を交わしたことはない。
閉店時間直前にいつも女湯に入っているのだから、その度にオネエサンはオヤジに間近で全裸をガン見されていたことになる。
オレの彼女のようにイヤがったりしないで、オヤジが女湯に入ってくる遅い時間帯に○○○湯に通っているのが不思議だった。