6/12 14:00〜14:55 (55分) 【フジテレビ】[字] ザ・ノンフィクション ボクは梅湯の三次郎
消えゆく銭湯を守りたいと立ち上がった若者がいる。湊三次郎25歳。
2015年5月。廃業寸前だった京都の銭湯「サウナの梅湯」を引き継ぎ、たった一人で経営を始めた。
学生時代は全国600もの銭湯を巡った銭湯マニア。大学卒業後、一度はアパレル会社に就職するも、
銭湯の仕事がしたくて9カ月で退職した。その頃、以前のアルバイト先だった梅湯の廃業を聞き、
ならば自分がと申し出たのだ。しかし、客でいるのと経営するのは大違い。
銭湯経営の厳しい現実が三次郎を待ち受けていた。
朝の薪の荷卸しから番台、掃除と一日中、途切れない仕事。
そして最大の問題は、設備の老朽化によって、浴槽から水が漏れていたのだ。
しかし、どこから漏れているのか、業者を呼んでもわからない。しかも、客足は伸び悩んだまま。
開店から半年、三次郎の口から「もう僕の力ではどうにもならない…」と廃業の危機が迫っていた。
若き銭湯経営者・三次郎の「タタカイ」の8カ月を追った。            【語り】斉藤由貴