昨日は年数回しか行かない、超巨大温浴施設に行ってきた

盆休み、これが盆休みなのか?

イモ洗い、まさかの光景だった

そして、事件は起きていた、既に

前半は14人、内小2以上くらいは7人
後半は30人、内小2以上くらいは2人

「刑事さん、お待ちしてました」
「刑事さん」とはこの施設での私のアダ名の様なもの、犯罪者排除に長けた私は、いつしかそう呼ばれる様になっていた
このイモ洗い状態での痴漢騒動、まあ、あって当たり前か、これだけの人やったら
早々の巡回で特に怪しいやつが何匹か、支配人らと確認をした上で、浴室から退場してもらうことで安全を維持しようとした

3匹発見、2匹退場、1匹逃走
1匹目、眼鏡釣り眉、定番の性犯罪者、狭い通路で女児を待ち伏せ粘着する男を支配人らと確認、犯行事実を確認の上、退場処分に
2匹目、超興奮状態豚男、やはり定番の性犯罪者、こいつは手当たり次第触りに行くタイプで、支配人らも慌てて退場させた
3匹目、桃陰弟?伝説の性犯罪者桃陰に酷似した怪しい男を発見、支配人らに気付くと慌てて逃走、脱衣場から出ていった

特に怪しい男はこれくらいか、何せイモ洗い状態の混雑振り、合法痴漢房も相当潜んでいることであろう
しかし、痴漢の訴えは増える一方、遂に後半に入ると入浴規制がかかり、一旦客を減らしてみることになった

客が3分の1程まで減ると大分視界が開けてきて、不自然な挙動不審者が目立つ様になってきた
確かに女児の正面に足早に回り込むクズの姿が多く見られたが、痴漢とは少し感じが違っていた
本当に被害は出ているのか?そう思っている内に遂に問題の痴漢男を発見した

その男は「桃陰弟」
何と逃走したはずの性犯罪者が、いつの間にか戻ってきて犯行を繰り返していたのだ
支配人らが犯行事実を確認の上、退場を命ずるも犯行を繰り返し、止む終えず警察を呼ぶ事になり異様な雲行きに
警備員らも犯行事実を確認し、遂に連行された桃陰弟、この騒動で痴漢は一掃できたことであろう

残り時間は約40分、まあ、浴室内には相当の女児が残っていたんで、微かな癒しのひとときを過ごすことはできた

微か、微かだよ
ここで究極のサプライズ、なんと支配人が全裸で登場、待っている高学年女児らを男湯に入れると告げられてしまった
いや、もう帰るから知らないよ、あとは任すと帰り支度をする私
そこに高学年女児がぞろぞろと、何だ、いつもと変わらない光景ではないか
何度も私に頭を下げて礼をいう支配人、私も安く使われたものだ

私は何も見ていない、高学年女児らも見ていない、ことにする