さわやか自然百景
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4月4日 「根室半島 シマフクロウの森」
(2000年4月23日放送分のアンコールです)
北海道東部には、本来の姿を持った川とそれを取り巻く森が残され、シマフクロウはそこにすむ生きものの象徴的な存在です。シマフクロウの食べものはマスやウグイなどの川の
魚。魚が育つ川と、生い茂った河畔林の存在がシマフクロウが生きていくためには欠かせない条件です。
番組では、根室地方の川に残された自然河川の四季を、シマフクロウの生態を中心に描き出します。

4月11日 「琵琶湖 春の水辺」
(2001年4月29日放送分のアンコールです)
日本一大きな湖、琵琶湖。人々の生活のすぐ隣で、およそ1,000種類の動物や植物を、その周辺に見ることができる、生命の営み豊かな湖です。
早朝。至る所から激しい水音が聞こえてきます。琵琶湖の沖合からフナの仲間たちが内湖へとやってきて、枯れたヨシの上に卵を生んでいるのです。ヨシの茂みに目をやると、カ
イツブリが巣を作っています。まもなく卵を抱くつがいです。
 琵琶湖の水辺で、生きものたちの春の姿を探します。

4月18日 「渡良瀬遊水地 冬」
茨城、栃木、群馬、埼玉の4県にまたがる渡良瀬遊水地は、本州最大規模のヨシ原をもつ大湿原です。一見静寂が支配するヨシ原は冬、猛きん類の越冬地に変わります。ハイイロ
チュウヒやコミミズクなど12種類がここで冬を過ごします。その猛きん類のいのちを支えているのが野ネズミです。ネズミはヨシの茎を食べ、そのネズミが猛きん類の食べ物とな
ります。ヨシに始まるいのちの連鎖がそこにあります。
冬から早春、ヨシ原の生き物たちの世界を紹介します。