(1)ワクチンが感染を拡大する理由
接種した鶏も感染した鶏も陽性になって、防疫対策すべき発生エリアを特定できなくなる。
(ワクチン接種した鶏が陽性の場合ワクチンによるものか、病気なのか区別できない
早期発見で殺処分もできなくなるし、識別があいまいで根絶も困難)

(2)それでもどうしてもワクチンを接種する場合
全国に鳥インフルエンザが蔓延し、人間にも頻繁に感染者が出、もはや駆除が不可能になった場合、
養鶏業の保護や食肉処理する人などの健康を考えれば、
根絶よりも抑制を優先してワクチンを使用するべき。

(3)中国で鳥インフルエンザ予防の為大量にワクチンが接種された時期と、
近年H5N1の遺伝子型が急速に変化した時期が一致している。
このH5N1の遺伝子型の変化は同時期の中国からの輸入鶏のウイルスの変化にも一致する。
ワクチンが何らかの淘汰圧力になったのではないかという説もあるが、
因果関係は明確に立証されていない。