養鶏界って、抱えてるニワトリの頭数のわりには、感染発覚が少ないわけね。
で、今回報告されたものは、絶対的に斃死率が少なすぎると思うくらい
ごくごく一部しか死んでないわけ。
じゃあ、他はどうなの? と考えてみれば、ウイルス感染症って
同一ウイルス株に関しては一回感染を経験してあれば二度目は無病なわけ。
で、発覚したとこのいまの斃死率だったら、たぶんこれまでは報告されてないと
思うわけ。それくらいびっくりするくらい死んでない。
何万羽飼育していても、ほんの数十羽とか数百羽。
もともと死なないウイルス感染症ならなおさらのこと、
感染しても、気づかないで飼育を続けちゃってると思うほかないわけ。
となりゃあ、いっそのこと、罹っても死ななくしちゃえばいいとなる。
病気でないようにしとけばいいとなる。大事な売りものだからね。
卵とるやつだって、肉にするやつだって。
じゃどおするか。人間のはしかやおたふくかぜと考え方は同じってことさ。
まだ、予防接種のなかったころの知恵ね。
年寄りいたらいまのうちに聞いとけよ。昔はどうしてたのかってね。
鶏屋は、それをやってるんだよ。ひよこのうちに。
あるいは、放し飼い養鶏なら、自然にかかちゃってるね。