要するに時期によって姿・色がまるで変わってしまう鳥もいるから、どの時期にどんなふうに見えるかの情報があれば識別のための図鑑利用にも役立つということ。
あとから「夏羽」「冬羽」等と書き込んでおくだけでも役に立つだろうし、実際に絵の図鑑なんかは「撮影時期」って概念そのものがないからそういう書き方になっているのだけれど。
でも、夏羽っていつごろの羽か?例えば春に図鑑に載った鳥の「夏羽」の写真と思われる鳥を見たけど、今は夏じゃないから別の鳥か...なんて思ってしまう利用者もいるかもしれないから(例えばね)やはり撮影時期情報は役に立つだろう。

同様に成若・雌雄の別の情報もあったほうが識別に役立つ場合も多いだろう。
あとから編集者が判断してつければいい、という考えもあるが、雌雄同色と言われている鳥なんかでは、観察者だけが雌雄の判断がついている場合だってあるだろう。行動によってね。
そういう情報を積み重ねるうちに、雌雄同色といわれている鳥の雌雄識別ポイントが明らかになる場合もあるかもしれない。

と、いうことだけを考えても、撮影地、撮影時期、成若、雌雄の情報はあったほうがいい。

ただなー、まあそもそもそこまで使い物になる図鑑になるかのほうが今は問題なんだが。
ネット上の図鑑としてはYachooあたりがかなり良いものをすでに作っているし、今さらの感がある。

サムネイルに特徴を出していけるのであればそれは賛成。
なにより初心者が似た鳥を探しやすくてよい。
1ページづつめくって(開いて)探さなくてはいけない図鑑では、探しているうちにイヤになってしまうだろう。正解を素通りすることも多いし。