>>808
君は文字で顔の色が見えるのか?
ほらあなたは、やはり自分のなかのイメージとだけ会話しているのだ。
君はむしろ「知性」というものの働きをまったく知らない。

言葉によって、あなたは傷つき不快になり闘争を開始する、それはあなたという「イメージを守るために」だ、
すなわちあなたとは、ただの抽象的なイメージにすぎず、その守ろとしているものとは、セルフイメージというまったく実態のない不安なのである。

知性が、その言葉は、あなたのイメージを損なう不快なものであるとあなたに教えると、その不快な感情を快楽に変えるために知性は葛藤をはじめる。
そして快楽が得られなければ、自分勝手に傷つき、他人を妬むのだ。
しかしその知性とはなんだろうか?

物や知識を集め、自分自身の愉悦を求めつづけるものとはなにか?
他人から愉悦を奪われないようにいつも備えていて即座に攻撃をはじめるものとはなにか?
たんに欲望である。あなたの知性とは、あなたの欲求不満の美化にすぎない。

罵倒や見下すことを必要とするあなたとは、
自分が他人よりも優秀だと思い込まないといけないほどに、他人に怯えて暮らしてきたのだ。
それは、あなたと他人の人間関係、あなたと家族の関係が、利用価値があるかないかの関係にすぎないからだろう。

利用価値があるかないか?、その権威と服従の関係で得るものとは、
落ち着きや愛や幸福ではなく、セルフイメージが傷つくことへの不安なのである、

カメラの価値を診断する、人間の価値を診断する、
あなたは、なおのこと評価を下す相手より偉くならなければならず
ますます不安はつのり攻撃的で挙動不審の落ち着きのない人物となるだろう。

それがあなたが大事にしている知性の働きなのだ。
知性的な人間とは欲望を美化しただけの偽善的人間であり、それはニセモノゆえに常に簡単に傷がつくのである。