ニコンカメラのフラッグシップの座をデジタルに譲ったFシリーズ。
さまざまな呪縛から解き放たれたFでもあるから、ニコンは自由な発想でカメラ作りが出来る環境が出来たとも言える。

基本的にはF6をより進化させたものになる。
驚くのはボディ筐体の材質だ。レーシングカー等ではお馴染みのカーボンコンポジットを全面的に採用するのだ。
軽量かつ高剛性を実現するのはチタンだけではないのだ。チタンではデザインにどうしても制限が出てきてしまう。
それを嫌ったニコンはカーボンコンポジットを選択した。見せ掛けだけのカーボンではない。
F1マシンに採用されている、まさにあのカーボンコンポジットである。
チタンほど薄くはないため、ボディはF6とF5の中間的サイズになるが、無塗装のカーボンルックはインパクト大である。

以上。