我々は今一つの文化を失った。
これは我々の敗北を意味するのか?
否!これは始まりなの だ!
デジタルカメラに比べ我がフィルムカメラの
売り上げは300分の1以下である。
にも関わらず今日まで戦い抜 いてこられたのは何故か!
それは我々の戦いに正義があるからである。
一握りの固体撮像素子が地球を支配して15余年、
我々が解像感を要求して、何度踏みにじられたか。
フィルムカメラの掲げる、人類一人一人の
写真のための戦いを、神が見捨てる訳は無い。

諸君らが愛してくれたフィルムカメラは死んだ。
何故だ!諸君の父も子も、そのデジタルカメラの
無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ。
この悲しみも怒りも、忘れてはならない。
それを、フィルムカメラは、死をもって我々に教えてくれた。
我々は、今!この怒りを結集し、デジタルカメラに叩きつけ、
初めてデジタルカメラに勝利することが出来る!
この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めになる。
悲しみを怒りに変えて、撮れよフィルムカメラ民!
我等フィルムカメラ民こそ、人類を救い得る優良種たる
選ばれた民であることを忘れないで欲しいのだ。