ドピーカンの夏、コントラスト比が1000:1以上あるとき、
コニカからライカに変えたからって、階調が印画紙の範囲に収まるわけがない。

ライカに変えたからって物理法則が変わるわけじゃないからだ、
そんなものはカメラ雑誌のライターがつくりあげた、ただの迷信にすぎない。

どうあがこうと階調コントロールできないのなら、
ライカを持ったまま、下手くそな、焼きづらい、意に反したネガができあがるのだ。

20円のコニカを持ったまま階調が印画紙の範囲に収まるように
感度を調節できることが、ライカを買うことよりも先にあるのでなければ、
下手くそなままなのだ。