現像が下手くそな奴とは、プリントが下手な奴とは、
まさに、この「フィルムがかぶっている分」が、下手くそなのである。

あなたはフィルムの現像時間を正しく守るかもしれないが、
フィルムの定着時間や温度管理がいい加減かもしれない。

その結果、
「す抜け」「フィルムがかぶっている分」が毎回濃度違うので、
階調も毎回違うし、露出時間も違うことになるのだ。
印画紙をあれやこれやグレードを変えては迷路のように迷うのである。

す抜けが下手くそな奴は、
ポジのように焼きこむこともなく覆うこともなく、一発で決まるプリントがあがることがないである。