>>204
もともとが報道機材課だからねー。
対象は法人限定で、プレス系の事業所や著名事務所を巡回して、修理メンテのついでにストラップも勝手に交換してくれてた。
あんなものは単なる消耗品だから、酷使するとひと月でくたくた&臭くなるから予備を束にして置いて帰ったりしたけど、
後年になってあのストラップを転売するような奴が出てくるとは思いも寄らなかった。あんなもの付けてアイドルを追っかけたりしてるのか?

JPSにも所属していないようなフリーランスは、よほどのツテがなければ相手にされなかったが、その後、直近のクレジット入り2点+要紹介で
やっと底辺フリーも加入できるようになった。F3が出た頃だったかな?
俺は弟子&スタジオマン→フリー→通信社→フリーで、中判を使うエロ本の仕事や大判メインの広告も撮るし、Jリーグ取材しながら
繁忙期にはスクールやブライダルも手伝うような何でも屋だった。

仕事として絶対に失敗は許されず、常に満点以上の結果を出さなければいけないのはどのジャンルでも同じだけど、考えようによっては
撮られ慣れていない素人を撮るほうがよほど難しい一発勝負だから、それなりにスリリングで安いギャラでも楽しんでやってたよ。

その頃からスクール専業の連中がNPSに入れないことをボヤいてたが、それはあくまで修理代と超特急仕上げのスピードを求めての話で、
ストラップがどうのこうのいうのはそいつらが使うアマチュアの学生バイトくらいだったなあ。
当時はまだ機材登録なんかなかったから、修理品は俺が預かってから銀座に持ち込んでた。

売り上げ自体はアルバムなど手広くやってるスクールの元締めや写真館のほうが多かったから、試用テストで機材を借りまくって
仕事してたのは俺ら底辺フリーのほうだけどね。