大陸国家・海洋国家、そして半島国家 >蒙古襲来・
1971年、時の首相・周恩来は関西学生友好訪中団との会見に
おいて、こう語っている。
 日本民族は偉大な民族です。昔、元はインドシナからモ
スクワ、朝鮮まで侵略しましたが、日本は二度、この侵略
を撃退しました。・・・明治維新をことごとく反動的なも
のと決めつける見方がありますが、これは誤っており一面
的です。明治維新は二面性を持っています。これは史的唯
物論の見方です。進歩的な一面とは民族統一と西欧文明を
吸収して資本主義を発展させたことです。
中国の国父・孫文
  儒教は地域を公としない。孝の思想を中心に、血族を神聖化する。つまりは血族主義の儒教に馴致されて、古き越人の末裔たちは同姓をもって同血とし、機闘の目標を他姓にむけるようになった。これでは国家を公とする近代国家が興らない。
<日本から東亜各地に拡散した文明開化の波>
 ・日本の開国維新は、文明の改宗といわれるほどの東洋文明の否定であり、放棄だった。もちろん東亜世界の伝統的な中華天朝朝貢冊封秩序の否定でもあった。
 ・日本人の鋭い感覚は、近代化を「文明開化」として捉えた。そしてその時代感覚から「脱亜入欧」を進め、積極的に西欧文明を受容して国家を転生、成長、隆盛させるとともに、怒涛のごとくアジアに影響力を伸長していった。