●石橋湛山が調べたところ、日本国民1人当たりの国家予算の支出は10円54銭であり、植民地住民1人当たりのそれは9円46銭で、殆ど差がなかった。(大正時代)それに対し植民地から得られる収益は、支出をはるかに下回った。
つまり日本は、台湾や朝鮮から経済的利益を得ていたとはいえない。
●大東亜戦争では、多くの台湾人・朝鮮人が志願兵となった。1938年の初めての朝鮮での募集では約8倍に、1943年には約60倍に達した。強制だったというが、全てがそうとは考えられない。
朝鮮出身の金錫源は少佐で、日本兵を率いて中国北部で戦った。(朝鮮人の最高位は洪思翊中将)
…朝鮮・台湾人の青年の中にも「日本人として認められたい」と考えて志願した人が多くいた。
●朝鮮・台湾では、現地住民は総督府レベルの政治には参加できなかった。しかし国政レベルでは、内地在住の朝鮮人・台湾人には選挙権・被選挙権とも認められていた。
(東京から朴春琴が2回衆議院に当選)逆に朝鮮・台湾に在住する内地人には選挙権がなかった。                《藤岡信勝 「教科書が教えない歴史」》
●コリア人でも軍隊内で昇進できた。(洪中将・朴元大統領は関東軍の中尉、など)このことは世界的に見れば極めて異例。例えばイギリス軍ではインド人がイギリス人に命令を下すことはなかったし、アメリカ軍でも有色人種は白人に命令できなかった
。ところが日本軍ではコリア人であろうが台湾人であろうが、
将校になれば兵隊はその上官の命令に従わなければならない。
 ●両班八十何家は、みな日本の華族に列せられたはずである。   
                    《渡部昇一 「日本を貶める人々」 他の著書「日本