【防衛省】無人偵察機配備早期導入 14年度以降3機
http://mainichi.jp/select/news/20130818k0000m010125000c.html

防衛省は来年度予算の概算要求で、高高度滞空型無人偵察機グローバルホークを導入する費用を計上する方針を固めた。
日本が無人偵察機を導入するのは初めて。

16年度以降の導入を検討していたが、中国・北朝鮮への警戒・監視の能力向上が急務として、導入時期を前倒しする。

グローバルホークは米ノースロップ・グラマン社製の無人航空機。
上空1万6000メートル前後の高空から、周辺を飛ぶ航空機の監視や電波の収集などを行う。
最長34時間の連続飛行が可能だ。
機能は偵察に限られ、攻撃能力は持たない。

米軍は現在、中国・北朝鮮などの警戒にあたるグローバルホークをグアムのアンダーセン空軍基地に配備している。
来年度以降は台風が多い夏季に限り、三沢基地(青森県三沢市)にも展開させる方針。

しかし米国は財政難から国防予算の削減を迫られており、
「グローバルホークを自衛隊に導入し、米軍が果たしている役割を担ってほしいと日本に強く求めていた」
(政府関係者)という。