「日本と中国」歴史の真実―教科書で習った日本史・中国史が、嘘だったと解る本 (新書)
著者からのコメント
「中国が文化を教えてくれた」、「大きな中国と小さな日本」、「漢字は中国古来の文字」。
これら日本人の常識は、実はこの数十年の錯覚に過ぎない。
古来より日本はもちろん、中国も日本を高く評価し、交流を続けてきた。
対等にしのぎを削ってきた間柄だ。それが戦後教育では、日本の対外活動はひた隠しにされ、中国の主張する「日本は悪者で弱者」が「正しい歴史観」とされてしまった。
教科書で習う歴史。いくら本を読んでも、勉強された方ほどに「おかしい」「納得できない」と思われたと思う。しかし、「かつて」の中国における日本観、評価どころか日本を恐れていた時代、
そんな隠された真実を通せば、抱えていた歴史への不信が払拭されるだろう。
本書ではこうした視点から、あえて近代国家の日本には触れず、日本が「弱い」国と思われている時代について詳述した。偏向している現代中国ではなく、
「かつて」の中国という客観的な事実によって、「歴史の真実」とは何か、ぜひご確認いただければと思う。