観てきた。
ファスベンダーは何故妻に押し切られて子供を育ててしまったのかと思ったけど、手紙での告白で一旦死んだも同然だったファスベンダーが再生したのは妻の存在だった為で、妻の気持ちがファスベンダーにとって最優先の項目だったからだったんだな。
でも実母であるレイチェルに手紙で娘の生存を教えたり、ガラガラを送ったりしたのはすごく中途半端な行動に思えた。
でも自分たちの幸福が他者の悲しみの上に成り立っていると知るのは、とても罪の意識から耐えきれない物なんだろう。
言ってみればこの映画は義理(社会正義)と人情(愛情)の板挟みになったファスベンダー版人生劇場なんだなあと思った。