わたしは、ダニエル・ブレイク I, Daniel Blake [無断転載禁止]©2ch.net
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ケン・ローチ監督作品
2017年3月18日より全国順次公開
公式:http://danielblake.jp/ >>36
男の人かな?売春は必ず人としての尊厳を損なう仕事だよ
だからこそ、尊厳を何より求めるダニエルは看過できなかったんだし、でも自分には救う手立てがないことに心底絶望して引き込もってしまった。
知られたケイティも傷ついたけど知ったダニエルも凄く傷ついてるんだよね >>36
日本の福祉制度が貧弱すぎて今を生きる若者がこんな発想になってしまったことが嘆かわしい >>13
隣に住んでる気のいい黒人のにいちゃんが「困ったら言えよ、本当だぞ」って言うところ泣きそうになった。あんな隣人欲しかった >>39
だね。もう少し若い奴にボランティアとか積極的にやらせたりしながら福祉というものを考えさせるべきだね。 ペースメーカーが必要になるかもしれない心臓病患者なのに就職活動しないと
失業保険出さないよっていうのは、ダニエルのアピールの仕方がまずかったのか
(申請の出し方に手落ちがあったとか)、それとも制度自体の欠陥だったのか
よくわからなかったのだけど、就職活動した証拠にスマホで写真撮ってこいとか
おいおいってお役所の対応からすると後者だったのかな。
日本でも程度の差はあれそういうところはあるよね。自己都合退職は名ばかりで
実質解雇でも書類に自己都合とあれば失業保険の支給は3か月後からとか。
雇用の流動性がどうとかいうのなら、自己都合でもなんでもすぐに支給することにすれば
いいのにと思うけど。 >>43
アピールの仕方で結果が左右すること自体が社会制度の欠陥だろ。
つか、大人になると色々な局面で「お役所仕事」を感じるのは洋の東西を問わないのだな。
役人とは役所という特殊な鋳型に嵌められて作られた生き物で人間ではないのだろう。 いかにもケン・ローチらしい映画で見て良かったわ
フードバングでいきなり缶詰を開け出すシーンは凄かったな・・・
チャーリー・アダムってプレミアリーグの選手を賞賛する中国人を
ダニエルたちが失笑するシーンが出てくるけど、あそこだけよく分からなかったw
プレミアでは有名な選手なのかな? 缶詰いきなり食い出すシーンでなぜか涙出てきた
あーそうだよな 母ちゃん無理して頑張ってたんだなーという感じ >>46
わたしもそこで涙が出てきた。
これだけ食べ物が溢れてるなか飢餓で苦しむのって地獄ど真ん中だよね…
プレミアリーグの話、わたしもサッカー全然詳しくないし、どういう見方をすればいいかわからなかったな あの中国人が興奮してたゴールは
1シーズンに一本あるかないかの60メートル近くのロングシュートだった
あとそんなゴールを決めたチャーリーアダムって選手は
ディフェンダーながらダーティなプレイも目立つから
良い選手のイメージがなかったことにもよるんでない? 落書きの時に出てくるぽっと出のおっさんのセリフが地味に濃い
寝室税とか生活保護切り捨て、丸投げ民営化にも触れてる >>49
日本も明日は我が身。格差拡大を国策として行ってるからねえ。 >>44
>アピールの仕方で結果が左右すること自体が社会制度の欠陥だろ。
広い意味ではそうだけど、システム設計自体に矛盾があったのかどうか気になったので。
弁護士がきっと勝てるという言い方をしていたところからすると、割り切れないグレーなところがあるのかな。 >>51
シンプルに役人はクソって認識で良いんだよ。 ティエリー・ドグルドーの憂鬱という超糞映画よりほんのちょいマシな程度の映画 >>15魚のモビールだけでも結構体力消耗しそうだよね
ららぽ横浜で見てきた
自分は泣かなかったけど、鼻をすする音とか聞こえてきてたな
そう言えば、梯子した「ライオン」(将棋じゃない方)の母親も
「自分はいいから」とろくに食べずに子供に与えてたな ダニエルはあの魚の飾り物を売って生活するようになるサクセスストーリーだと思ったら誰も救われないエンディングだった ティエリー・トグルドー(傑作)と同じで、向こうの世界の人かこっちの世界の人かという分断ができているのがよくわかる
向こう側の人はシステムの一部と化して人間性を殺すことで生き延びる
こっち側の人間があっち側へ行こうとして行けなかったのがトグルドー
ダニエルの方は、こっち側の人間が生きるためにはあっち側の人間のシステムに従い、服従する奴隷のようになることを要求される
しかし、ダニエルはこっち側の人間の正当な権利を要求している
トグルドーも最後はこっち側の人間として戦う決意をしたと私は解釈している
トグルドーは多分、以前、関係を絶った組合の人たちのところへ行くだろう 日本でもこっちと向こうってあるよー
介護で夜勤やってると、これだけ社会的に必要で、高度な知識と専門的な技術、
あと信じられない忍耐が必要な仕事を、他の人が寝ている間に、安い賃金でやってるのかと思うと
日本人が目をつぶっている現実を一手に引き受けてる気になるw
まあ15年後には国民の2/3が60歳以上になるから、誰もがもうこっち側になるんだけど 「ダニエル」は医者が就業不可って言ってるのに社会保障を受けられないのが「???」だったけど、
「ティエリー・トグルドーの憂鬱」は冒頭職業訓練受けても全然就職に役に立たないってクレームするところが
日本でも「あるある」でリアルだった。自分がイギリスの制度に不見識だからなんだろうけどね。
ラスト、ティエリーが選択を迫られるところを除くとセミ・ドキュメンタリーみたいな地味展開なので、
「ダニエル」のほうがかわいい子供が登場したり隣のあんちゃんが密輸やってたりとそれなりに仕掛けがあって
鑑賞しやすいのかもしれないが、個人的には「ティエリー」のほうが好みだ。
システムの問題としてしまうのはどうかなあ。「ティエリー」で彼が就職したマートが従業員を監視するのは
不正を防ぐことより不正のしっぽをつかんで解雇理由にするのが目的で、こんなのはシステムとは呼べないと思う。
むしろシステムの機能不全が露見しているのじゃないかな。端的に言えば新自由主義的システムということだろうけど。 ダニエルの方は生活保護の対象にならんのかな?
プライドの問題かそれともイギリスの生活保護はその程度では無理? 冒頭のやりとりですでにキレそうになったわ俺w
何度も話題に出てる缶詰シーンは、マジでキツいわ 救いがない、というレビュー多くて、大好きなケン・ローチだけど、
ものすごく迷った。
結果、見てよかったわ。
心に深く残った。 救いがないってことはないだろ
貧しくとも気高いまま死んでいったことで、
その誇り高き生き方は後に残ったものたちへ大きな勇気を残した
映画の観客にだってそうだな
人はいつか死ぬんだし、後悔のない人生だったと思う >>64
あそこのやり取りはダニエルのノリツッコミのキレが良すぎて思わず笑ってしまったw
完全にテンポが漫才だったもの >>69
あの調子でクソ役人どもをコケにしまくる話と思わせての地獄だからねえ
落書きの場面でメガネ禿にもペイントしまくるとかやれば
それなりにエンタメになったんだろうけど
そこをやらないのがこの監督なんだろうな 他人との意思疎通が困難なことがあるか質問されたときのことだろうけど、
ダニエルの皮肉は相手を少しも動じさせない。
演技にはコミカルな成分があるけど、笑えなかったなあ。PC画面にマウス当てるところとかも
滑稽ではあるのだけど、あまり笑う気にはならなかった。監督は暗い陰惨なものにならないように
ちょっと笑える演出を仕込んだのだろうけどね。 友人知人がいい人ばかりなのはダニエルが実直に生きてきた証ですな >>73
アイロニーつーか…
実際、触れたこともない人は、近い感じだと思う。 この人本国じゃあんま評判良くないんだけどね
中産階級出身なのに労働者階級の代弁者ヅラしてるって
そういうとこシビアに見るからねイギリス人は >>76
監督がってこと?ならゲイじゃない人がゲイであることに悩む映画撮ったり
白人の監督が黒人社会を撮ったりするのは英国ではNGなのか? こういう文脈が日本人には分かんないんだよねー
貧しい人弱い人に対する温かい目に感動!
とか言って思考停止しちゃう
感動ポルノにしちゃう どんな場所にも嫌味を言わずにはいられない人間っているよな 中産階級出身のケン・ローチが労働者階級の代弁したとして何か問題あるのかな?
>>76みたいに階級対立を煽ることで本来批判されるべき対象から目をそらさせようとする
変な奴はどこでもよく見かけるけど、小遣いでも貰ってるのかなw >>79
日本人のくせに「自分だけは違う日本人論」を展開するあたり日本人っぽいんだよねー。
「これだから日本人は…」ってのは日本人は大好きだから。 女の子が、今度は助けさせて、と言ったシーンもぐっと来た。
一度は決別した母親が手助けする側に回れたのもよかった。 サッカー詳しくないので中国人とのビデオチャットのやり取りがよく分からんかった 昔あった、エド・マクベインの警察シリーズの小説に出てくる話で、
ある会社かなんかに電話したら機械応答で
「○○なら1番を、●●なら2番を……プッシュしてください」で
一番をプッシュ、そして次に進んだらまた
「◇◇なら1番を、◆◆なら2番を……」というのが繰り返され、
電話した人はとうとうぶち切れて通りすがりの人を襲った
とかいうのを思い出したわ。 ダニエルが電話して相手が出るのずっと待っているとき、電話代かかったのかどうか気になる。 >>86
かかってるよ、音声言ってたし、
ダニエルが、無駄にした、って言ってた あそこでAV的な流れを期待したがケンローチがやるはずもなかった 少し前のビッグイシューに記事があって、缶詰めのところは、
缶切りじゃなくて手で開けられるタイプのものを必死で探してた女性が実際にいたんだそうだ 役所で首から名札をぶら下げるのはイギリス日本とも同じなんだなと
役所の手続きでいろいろ懇願しても断られる警備らしき40代くらいの男、うまかったな
作品を良くさせているのは、あのような俳優の名前も役名も知らない名演技だわ ローチ監督の作品はあまりレンタルショップに置いていないね
レイニングストーンズや レディバードレディバード あたりなら仕方ないが、エリックやルートアイリッシュ、天使の分け前も見つからないわ >>97
麻生太郎の「いつまで生きるつもりなんだ?」が聞こえてくる気が。 >>76
ケンローチの親は電気技師と美容師
ワーキングクラスど真ん中ですから >>101
日本でももう始まってる
生活保護世帯の就労支援をパソナがやってるし
自治体の仕事は三分の一は外注の非正規が担ってる ハロワの人が委託や臨時職員って、何なのって感じですわ
>>95
いつの号ですか?! とりあえずアドレスを貼るのみで、当スレからは立ち去りますが、
もし興味ある方は読まれて下さい。
《神・転生の存在の科学的証明》
http://message21.web.fc2.com/index.htm >>103
307号 どこにもない食堂 特集の号です。(イラストが表紙)
3P分のインタビューやイギリスの社会情勢など載っていてよかったです >>105
ありがとう!
その号気になったけどT2買っちゃった
今度はそれ買う 例えば落書きの弁償で金が無くなるから家財売るとか
家財打った後の生活を描くとか
娘が家に来て覗いてたら首吊ってるとか
そういうドラマな因果応報が無くて、
見ていて厳しかった。
あと、スタッフロールで最初音楽流れないパターンかと思った。あのパターンはキツい。 因果応報がないとか言われてもケン・ローチも困惑するんじゃないかな、仏教の映画じゃないし。 因果応報とか社会によく飼いならされた家畜らしい発想ですな。 俺も郵便受けから覗くシーンは
中で首吊ってるんじゃないかとハラハラしながら薄目で観てたわ
案外監督も狙ってやってたりしてw 主人公が妻に先立たれた定年間際とか、ちょっと「幸せなひとりぼっち」と似ていたからな。 飛行機で見たんだが、ベン・アフレックとかミラ・ジョボビッチとかの大作に混じってこれがあって、見つけられて、本当に良かった。
金かけた大作が空々しく空虚に見えた。一瞬も退屈しなかった。
ダンは死んでしまったけど虚しい死じゃなくて良かった。
ケイティと数少ないけど確実に彼のことを一生忘れない人に見送られて。
彼が望む「self respect 」を共に取り返す闘いに倒れたのだから、これは勇ましい戦死だ。
彼は尊厳を取り戻して死んだ。はした金のための戦いではなかった。 >>112
共感します
救いがないとかのレビューで、迷った末、見に行った
見て本当によかったから、映画.comの、あるレビュアーさんに感謝してる >>35
ハロワで求人よく出てるけどハロワの職員自身も嘱託多いよな 明日は我が身だよな
結局救ってくれるのは国でも保険でもなく隣人なんだと思う 国は少しでも年金減らそうとしてるし自己防御するしかないね。 違う。国からはした金をせしめても救われない。
重要なのは、ダンのように声を上げて共感を得ること、尊厳を取り戻すことだ。
ダンは不遇ではあったが不幸ではなかった。 安倍晋三先生も言っていらしたな。
「周囲を見回してみてください。きっと助けてくれる人が見つかります!」って。 >>119
国は少し助けません。お前達でなんとかしなさい。
でも年金は払ってくださいね。返しませんけど。
とまあ、そういうことなんだろう。 「わたしは、ダニエル・クレイグ」
「リーリンチェ殺人事件」
タイトルが少し変わるだけで内容は全然変わってしまうなw >>122
リーリンチェイのほうは返り討ちに合って死ぬんですね 運命的に離れた二人のダニエル
英国の為に死ぬのは誰だ? 医者から就労無理って言われてるっていうのはダニエルの口以外で描写あったっけ?
ケイティが履歴書を戸口に次々突っ込んでいくシーンでおっぱい揺れて(*´Д`*)ハァハァ
下着買うお金がなかったのかね 冒頭シーン、オペレーターの英語が訛ってたような コールセンターイコール低所得移民を示唆してるのかあれ >>127
コールセンターはインドとかに繋がるんじゃね? 近場のシネコンでかかったから見てきた
隣人には誰もが優しくできるのに
システムになってしまうとその心をなくしてしまうのは何故なんだろうね
国も人種も越えて、共通の話題で笑い合えるようになった時代なのに
けして全く救いのない結末ではなかったと思うよ しかしアレだな 就労を止められてるのになんで就活しないといけないシステムなんだ?
いや、その妙な制度を問うてるのはわかるんだけどさ 不正受給を防ぐため
一部の不埒な輩のせいで
本当に困ってる真面目な人が割をくう
日本のエロゲの状況と同じ あっちは職業訓練校(ポリテク)のようなシステムはないのかな 映画の後で記事やインタビューをたくさん読んだけど怒りがわいてきたわ
この映画が好きな人は、ヴィットリオ・デ・シーカの「ウンベルトD」や、ヴィスコンティの「揺れる大地」もおススメ
自分が気づかなかった不条理への怒りを自覚させてくれる
まあ怒るはともかく、人間性を描いて素晴らしい映画だ。
特に「ウンベルトD」は、時代、国は違えど、ほぼこの映画とテーマもモチーフも似ていて、雛形のようだ。 ヤフー映画レビューみたら、「パソコンも使えない主人公が悪い」と書いている人がいるが、
それは平和ボケした日本人の感想だろう。あちらは戦場だ。
というか、日本だって同じなんだけどな。国民の2/3が高齢者になる時代が目前なのに・・・ >「パソコンも使えない主人公が悪い」
これは現地でも同じなんじゃないか?
そういう現状があるから主人公がパソコンを使えなくて苦労することが映画の素材になるのだろう。
そして映画は敬愛すべき人格の所有者である主人公にパソコンを使えないという属性を与えることで、
パソコンを使えないからといって人を馬鹿にするのは正当なことなのかを問うているわけで。
だから、この映画を観て「パソコンも使えない主人公が悪い」という感想を抱く人がいたのだとしたら、
その人が感受性に乏しく頭もよくない気の毒な人間であると同時に、そういう人の感じ方、考え方を
変えるだけの力が映画になかったということでもあるのだろうね。 >>136
あんたの言いたいこととはズレて申し訳ないけど、前提としてパソコン使えないのは高齢者ってことになってるじゃん?
この映画とは別の話なんだけどね
とはいえ、パソコンが職場に普及しておそらく20年程度でさ、いまだ会社にトシだからわかんねえっていうのがゴロゴロいて周りもまあまあ是認してるのってなんでなのかねえ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています