ムーンライト MOONLIGHT 2 [無断転載禁止]©2ch.net
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ムーンライト
2017年3月31日公開
■公式サイト
http://moonlight-movie.jp/
■本国版予告
https://www.youtube.com/watch?v=YCkeU1FyMEs
監督/脚本:バリー・ジェンキンス
エグゼクティブプロデューサー:ブラッド・ピット
キャスト:トレバンテ・ローズ、アッシュトン・サンダース、アレックス・ヒバート、マハーシャラ・アリ、ナオミ・ハリス、アンドレ・ホーランド
前スレ
ムーンライト MOONLIGHT 1
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1481623127/ 演技指導を超えた何か、が通じてるんだよ。
監督が言う「目」もそうだが、やはり3人がシャロンになっていたと思う、完璧に。 演技っていうのは、演じる役者の個性と演じる対象(に関する役者の理解)とが融合したものだろ?
前者の成分が多いと、たとえば「木村拓哉は何をやっても木村拓哉」みたいな話になる。
お笑い芸人が役者の演技のまねをネタにするときにまねるのはその部分。
監督はそういう役者の演技のクセをまねて同一人物っぽさを出すのではなくて、演じる対象である
シャロンという人間に対する理解に基づいてそれぞれの俳優が演技することを求めたってことだろう。 今日レイトショーで見てきた
個人的にすごい良かったんだけどこれがアカデミー賞取るんだねぇ
俺はガチホモだからいいんだけどノンケが見てもグッとくるのかこれ? >>11
ちょっと変わった純愛物と思たけど
逆にガチホモ視点での感想を知りたい >>10
少年期までのシャロンに加えてフアンの姿も重なって見える、トレバンテローズは上手く演じたよな
過去が良くても3人目でハズしたら終わりだもんな
青年期の2人が最初に揃って撮影したのが
ダイナーからケビンの家に帰る車のシーンらしい
だからなんとなく空気が前後の場面と少し違うように感じたんだわ >>12
田亀源五郎先生の感想。
『ムーンライト』…やばい。すごい良かった。黒人映画? ゲイ映画?
どちらも正しく、そしてこれは人間の映画。
美しくて切なくて、そしてちゃんとセンシュアルなのがまた良い。
個の視点で描く社会の中の個。
私がいま一番やりたいこととも重なっていて、
いや、これはやばい。うかうかしていられない。 >>14
好評のようだな
山川先生ならウホッ!いい映画とかコメントしてくれるかな >>12
幼少期も意味深なシーンとかあるんだけどそれはとりあえず置いといて
青年期のシーンとかビーチでの行為が印象に残りがちになりそうだけど
その前後のケビンとのやり取りのほうがエグいくらいリアルに感じたわ
まるで自分の体験を映像化されたような気分になった
大人になってからの再開後のラストシーン間際のやり取りとか
なかなか言い出さない感じが良かった
昔ちょっと関係あっても抱いてくれってサラっと言えるわけねーもんな
ましてやバツイチ子有りとか普通諦めるモンだけど
それでも会ったのは想いがあったからなんだなぁと思ったり >>16
なるほど
あるあるという感じか
あの微妙な空気はよかったな シャロンとケヴィンが再会してからはずっと妙な緊張感(じれったさとも言う)が漂っててよかったわ
ゲイ要素はあるがそれだけが主題ではないよね
ボーイズ'ン・ザ・フッドの今版とかあるいは前スレでも言ってる人がいたがキッズリターン的にも見れるしさ
あと昨今のヒップホップR&B黒人音楽界の流れも無視できない 何だろうこのじわじわ心に染み入って忘れられなくなる感じ
思い出すたびに心臓をゆっくり絞られるような切なさがある
終わり方はあれ以外にないと思う
それより前でも後でもダメだ >>17
クラスメイトとヤった時の空気に近いものがあってニヤニヤしまくってたわ
気持ちを伝えると同時にカミングアウトする事になるから無駄にハードル高いんだよなぁ >>16
>ビーチの行為
ゲスな疑問なのだがビーチで二人はどこまでやったのだろうか?
ケヴィンの手コキでシャロンがいったという解釈で良いのだろうか。
ケヴィンはいかなかったのだろうか。 >>21
おそらくケビンが抜いてあげただけで合ってると思うよ
ああいうパターンも実際ある シャロンが謝らなかったらそれ以上もやったのかな
ケビンは別に謝ることじゃないっつってるしちんこへの動きがスムーズ過ぎて手慣れ感が 幼少期の取っ組み合いはブロークバックの序盤に同じようなカットがあったな >>18
よく知らないんだけどフランクオーシャンは明確にゲイってわけじゃないんだよね?
当時ファンや周りのリアクションとしてはどうだったの? >>25
ああいう何気ない事で自分の性指向に気付いたりするからね
学生の頃やたら抱き付いてくるタイプが苦手だったわ 最高だった!
いや、そこそこだったんだけど、この映画の
スレを読んで色々な解釈や背景を咀嚼したら、
最高に昇華した。
ウォン・カーウァイがやってたことは
相当早かったんだなあ。 >>26
女性とも付き合ったりしていたが初恋は男性だったと告白しただけで
ゲイなのかバイなのかははっきりと明言していない
曲の中でも匂わせるようなことは書いてるがあからさまに主張したりはせずセクシャリティについてはあくまで曖昧にしてる
ここら辺はムーンライトと同じで今っぽいと思う
あのカミングアウトでLGBTのカリスマ的アイコンになったし、
業界でも支持されたが一方でクリス・ブラウンと喧嘩沙汰になった時はこのカマ野郎と言われたとかもあったな
ヒップホップ界も昔のようにゲイ差別的な歌詞があるとすぐに糾弾される時代にはなったけど
それでもまだまだ差別意識が強い世界だとは思うが、フランクの功績はでかいと思う 2回目のほうが面白かったな。
気付けなかった細部に気付けて。
1回目は雰囲気だけを味わってた。
スルメ系の映画だわ。 最初見た時すごく感動したんだけどやっぱ2回目見るべき?
いまだに余韻が残ってて2回目見たらそうでもなかった、
みたいになったらどうしようとか無駄に考えてしまう >>29
詳しく有難う、相当影響があったんだな
カムアウトの文章読んだらやたら詩的で自分が別人のようって
いうの映画の雰囲気にも通じるところもあるかも
そういう音楽界の現状や過去LGBT映画踏まえて作られてるから
マイルストーンになる作品ではあるわ 自分も音楽と色彩目当てにまた見に行く
それとブラックのベッドサイドに置かれてる写真が何か気付いた人いたら教えてほしい あの写真、テレサがその後子ども産んだのかなと思ったな はっきりとはわからないけど、自分を抱いた母の写真だろう >>33
おれは初見ではすごく感動、ってならなかった。
ただ余韻を味わうのがたまらない作品だった。
2回目を観た
また少し好きになった。
次に観るのは数年後かな
思い入れのある作品になってるかと思う。 >>35
あれすごく気になった!テレサと赤ちゃん。シャロンの子なのか?でもそれだとケヴィンしか知らないってことにつじつまが… アカデミー賞受賞の冠がデカ過ぎ。
冠がデカ過ぎてクビを捻挫した映画。 >>38
ありがとう
終わらないうちにやっぱり2回目見るよ
監督の次回作はNetflixとAmazonのドラマだってね
期待しとく 1 ((俗/卑×)) 屁へ,おなら
let (out) [or lay, crack, cut] a fart
屁をする いまさら自分の子ども時代の写真飾るかなあ
テレサだと思うけど 少年期、青年期、大人期
どれもシャロンの食事シーンが印象に残ったな。 テレサとその子どもだとしたら
母親が聞いたときに話題に出そうなのに触れてないし
かといってシャロンの態度を見ると母親とシャロンは違うと思う シャロンは母親を恐れながら愛している。幼いころの優しい母親は大切な記憶だろ。 カーワイもそうだが、この作品も距離感が心地よかったな。
リトルとフアンの少しずつ縮まっていく距離感。食事のシーンから海のシーンでの二人の距離に反映されてるよね。
第3章でのダイナーでのテーブルを挟んでの二人の距離、あれもよかった。 シャロンはフアンに同一化するように生きてる
とするとテレサ親子の写真でも分かる気はする
お前らの事は俺が守るみたいな どうしてもブロークバックと比べてしまう。
あちらが感情を爆発させるようなシーンが多かったのに対して、ムーンライトはどちらかと言うと割と淡々としているのが引っかかった。そこがむしろ評価点なのかもしれないけど。
水を差してごめんね。 ポーラとの写真をなんだかんだ大切に持ってることで、愛されなかった痛みを抱きつつも、母親を見捨てることはできないっていう心情を表現してると思ったな
あるじゃん、親を恨みたいけどどうしてもできない、みたいな気持ち
テレサと子供の写真だとさすがに唐突すぎると思うけどな おそらく過去スレに出てるかもしれんが
2章でケヴィンに殴られ倒れたあとにシャロンを抱きかかえてるのはドレッド頭??
抱える前に3人で蹴ってその後に身体をまさぐっていたから財布でも盗もうとしてんのかな、とおもって観ていたが。
なんで抱きかかえて歩いて帰ったのか、そこがよくわからん。
おれが見逃してただけで、あれはケヴィンだったのかな ラストはあれでよかったけど、
あのあとはやっぱ、クリチンポねぶったりハッテンするんだろうな 正直ラ・ラ・ランドのほうが
作品賞にふさわしいと思うんだけど
わからんもんだ >>59
作品賞はララランドに賛成!
ムーンライトもとてもいい映画だったけど、
心が弾んて涙が出たのはララランドだった。 ケビンはいつも通りの挨拶で差し出した手をシャロンはめっちゃ意識してて
それに気付いたケビンがあ〜こいつ、みたいな表情するの
青春過ぎて気持ちえぐられる、反芻しながら帰宅したら
母親には大切な子って呼び掛けられるしそりゃあの夜は忘れられないよなぁ >>61
俺も初めて彼女にフェラしてもらった後が
こんな感じだったわ 美化しすぎてる。
ただ黒人の映画で、この類が無かったのは分かるけど。特別新しいことは何もない。 フランク・オーシャンの好きな映画の中にブエノスアイレスが入っててはっとした
そこで繋がるのかと >>64
>美化しすぎてる。
何を?
>特別新しいことは何もない。
そりゃ普遍的な物語だからだろ 国内の興行成績で一度もトップ10に入ってないみたいだけど
映画館はガラガラなん? ラララじゃなくてホント良かったよ
ハリウッドはまだ全滅した訳じゃないんだとハッキリ分かる 黒人シャブホモ映画。
映画ヲタ向け。
アカデミー賞取ったから3割増しくらいで評価が上がってる気がする。
間違っても一般ウケはしない。 オスカー取ってなかったら多分見てなかった(興味持たなかった)し
今まで黒人映画の歴史を知ろうともしなかったので感謝するわ 田舎だけど、22時過ぎの回でもそこそこ人入っててびっくりした
それにしてもいい映画だったわ 見てきたけどなんでララランドではないのかと思ったわ。
なんで??イマイチだろ。 両方観たがムーンライトの方が作品賞で良いと思った
ララランドの方がって人は向こうのスレで語ればいいんじゃないかな
あれも良い作品だし >>75
ララランドは良い映画だとは思うけど、小粒だと思う。 俺も両方観たけどどちらも好きになれない部分がある
どっちも好きなとこもあるけどね
ララランドは音楽がいいし最初のダンスとかプールのシーンとか最高
ただ最初が派手な分後半が尻窄みでがっしり
ムーンライトも音楽がいいし静かな語り口もいい
ただ、登場人物にまったく感情移入できなくてさめてしまった
登場人物だれも好きになれなくてね >>78
あー、ムーンライトは確かに感情移入できる人物がいないよね。「シング」とは真逆だったわ。
あえてそのように作ってるのかも知れないけど。 自分はシャロンに感情移入したよ
ゲイでも黒人でも貧困層でもないんだけどね
これは自分だと思えるシーンがちょいちょいあった、不思議 >>80
身につまされるというか、自分だったらどうだろうと思える所は多々あったな。でもなんかひとびとに愛着が湧かないというか、乾いてる感じがあったかな シャロンの写真についてレスありがとう、リピートしてきたがやっぱりよくわからん
母親の写真で劇中笑顔ほぼ見せないからシャロンにとって大切なものなのかね
ただそれを横に置いても悪夢を見るのがつらいところ 登場人物が基本シャロン視点で描かれるからシャロンに多少なりとも入り込めるかで変わってくるのかなって思う
例えばケビンはシャロンから見たら天使なんだけど、客観的に見ると映画だけだといまいち人物像が掴めないんだよね ホントいい映画だな
絶妙の選曲
省略の妙が味わえる脚本
目線で会話させる演出
タメのきいた演技
いろんな視点を組み合わせる撮影
全てがハイレベル
音声と映像がシンクロしないところが数カットあったけど特に心にのこった 感情移入しまくりでリバティシティに住んでいたかのような気持ちになったわ 大人になったケヴィンがゆっくり煙を吐き出すのをアップで映してるの、ウォン・カーウァイっぽいよな >>83
ケビンの人物像ってリア充でちょっと悪ぶって周りに流されてきたどこにでもいる男
ただシャロンのことは周りに流されない面白いヤツぐらいに思ってて
虐めたりせず友達として接してたというだけ
それがシャロンにとっては特別な人間だったわけだけど
第三者から見て魅力的であるべきかというとそうじゃなくてもいいわけで 後そもそも曲を聞いてシャロンを思い出したというのは本当なのかな
再会後の会話でケビンから距離を測るように凄い仕掛けてきてるの
すっかり忘れてたようには思えないしそれなりに覚悟して電話したように見える >>86
料理シーンももろにカーワイイズムを感じたな >>88
あの曲の歌詞が本作の「同性愛」のテーマとマッチしてるのが言いたいことなんだと思う。 strangerがシャロンと二重の意味で被るってことだろ 二重の意味って?曲をかける場面と警察に連行される場面と同じカットだし
ケビンの心境は同じであの時は勇気がなかったって解釈でいいんかな? エルトンジョンの名曲ユアソングは背景はゲイソングだったが
ゲイとの関連など意識されず何十年もラブソングの名曲として親しまれている
自分の性的嗜好に関係なく愛は狂おしいく美しいことを示している ララランドは恋を描いた映画で、ムーンライトは愛を描いた映画
ムーンライトは家族愛と恋愛というそれぞれの愛の形を描いているのがいいなと思った これってラブストーリー映画に見えるけど、自身を理解しない世界への不信と絶望を
極限まで深めた人間が、他人との関わりを諦めた末にどうなったのかを描いた(最後
はささやかながら幸福な)ドキュメンタリーなのではないかと思う。
幼い頃から外部に虐げられ続け、その反動形成としてマッチョな厳めしい容貌を手に
入れた反社会的存在となり、ある意味で怪物化する。
(ケヴィンが殴っても決して倒れようとしなかった、レゲエ君を椅子で殴って復讐を
果たす意志力と行動力は、社会に向けた自己主張よりも、他人へ語ることのできない
内面への注目を反らすためのカモフラージュに向けられてしまった。いわば取り敢えず
生き抜くために必要とした変身。)
大人のシャロンは、心の底では自身の同性愛者としての生理反応に常に抗い続けてる
こともケヴィンとのドライブ中のカーステレオで流し続けるラップ(『I'm a classic man』
と繰り返すあれ)から見て取れる。
だけど勿論、彼の顔にハッキリ現れている通り、好きな人間の側にいることに嬉しさはひとしお。
非常に分裂した状態、病的な状態だと思った。 ラストシーンでケヴィンが切り出す『Who is You,Chiron ?』という問いかけ。
ケヴィンは続けてシャロンの身につける金歯やその他の黒人男性のマチズモを
象徴するシンボルをあげつらう。
お前の姿は全て誰かの抱くイメージ通りの飾りばかりだ、本当のお前はどこに
いるのか、と。
それを問い詰められた結果、自身を説明できる事が何もない事にうろたえ
涙目で言ってしまったのがあの言葉なんじゃないかと思ってしまった。
あの唐突な告白タイミングはそうだとしか思えない。
何だかそこが純愛を象徴する言葉として誤解され、この映画の宣伝
キャッチフレーズとして利用されてしまったんじゃなかろうか。
確かに音楽の良さや映像美、名場面によって感慨を呼び起こす映画
ではあるんだけど、それは社会の根深いテーマを伝えるために含ま
せた効き目の強い調味料のようなものじゃないのかな、と。
男らしさに限らず、近しい他者による決め付けに反応した○○らしさ
の自己強制(心の底で無自覚に行われてしまう自己否定)が如何に
人間の内面を歪めてしまうのかってことを、シャロンという自己主張を
したがらない人間を例に問題提起した映画なんだと思った。 ×内面を歪めてしまうのか
○アイデンティティの空白を生み出すか 昨日の宇多丸評良かった
特に音楽についての分析とか 社会問題だとしても愛に関する社会問題だし
より普遍的なのが愛だよ。その周辺である社会は移ろいゆく不確かなもの >>100
ヒップホップのアレンジについての解説は他で見たことない着眼点だったな
ミュージシャンの面目躍如ないい評論だったよね [radiko.jp] ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル│TBSラジオ│2017/04/22/土 22:00-24:00 http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20170422220000
音楽も聴けるんでこっち貼っとくね
来週以降はラジオクラウドで聞いて下さい 大人シャロンのポイントは金歯と夢精だと思うんだよね
別にフアンと同じ帽子だけでもいいのにわざわざ金歯設定、実にわかりやすい
そして夢精
マッチョイズムと羽振りのよさで作り上げた鎧、そしてそれによって抑えられたセクシャリティ
ケビンの電話で抑えていたものが噴き出してしまったんだな、これが夢精
だからこれを愛と捉えてよいもんかどうかと思うんだな
映像とか音楽がロマンチックだから身も蓋もない言い方は反発があるだろうが最後のシャロンには性欲しかなかったと思うな
でも若さってそんなもんだし、性欲が満たされてから色々学ぶもんだからな 愛というと高潔なものだと思われがちだけど、性愛だって立派な愛じゃないかな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています