ソニーとしては独自路線に走るのは当然。

ホムカミは面白かった。
でも、ライミスパより製作費が高いのに評価を上回ることはできなかったし、
客単価は3D/4D/IMAXのおかげでかなりアップしており、ネッドやシンディの
キャスティングもあって中国市場という大きな市場も確保したのに
興行収入は追い抜くのは無理だろう。
ソニーとしては、アメスパより売れたけど、思ったよりは売れておらず
当てが外れたという感じじゃないだろうか。

また、MCUに参加してしまうと、矛盾が発生しないようにストーリーが
縛られてしまうし、公開スケジュールも自由にならない。
足かせだらけになってしまう。
今回のスパイダーマンも、若々しさ・未熟さをアピールできたのはいいが、
アイアンマンが指導者であり、スーツはスターク製でAIの支援付きという
ライミスパ、アメスパに比べて自立していない設定になってしまった。

あとは、マーベルと適度にお付き合いして安定した稼ぎを確保しつつ、
どうやって独自の世界観を構築していくのか。
そして、その中でスパイダーマンを独自に定義するのか、あるいは
MCUスパイダーマンを矛盾することなく独自ユニバースでも掛け持ち
させるのかが課題だ。