>>722
劇中で唄われるアロハ・オエ。作者はハワイ王国の最後の女王リリウオカラニ。

19世紀末、ハワイはアメリカ移民との対立の末に国を乗っ取られて王国は崩壊。
アメリカの州として併合されてしまう。幽閉された彼女は、失くした土地や国民への
思いを、若き日に作った別れの歌に重ねたのではないかとの説がある。

詳しくはハワイ併合やアロハ・オエのWiki等で読んでいただくとして、
映画との関連をこじつけるなら、トンネルの中のアロハ・オエは、巨大な力で
蹂躙されて世界が変わり果てても、しっかり生きていくことを亡き父に伝える
娘なりの決意表明であり、歌えなかった自分とのお別れの熱唱なのかもしれない。