>>634
吹替版みると>>632の印象だけどな
常務が他の乗客を煽動する「演説」は、露骨で嫌味なもので、そこには感染者を前にした恐怖がない

その前の主人公に殴られたときも、「こいつの目を見ろ、狂っている、感染者だ」と言っている
しかし、本作では感染(発症)の象徴は白い目で、発症前には凶暴化しない
ここで言う目とは、感染者の病変した目ではなく、怒りの感情だ
この瞬間、感染を疑っているのではなく、謀略を思い付いたんだよ

俺は悪くない→俺と敵対するやつは社会的にも排除してもよい、つまり個人的感情の社会的正当化、という「悪い権力者」がモチーフだよ

もちろん煽動されたモブから見れば「予防隔離の正当性」というウイルスもの頻出テーマにもなっているが、その首謀者自身は悪意ということ