言いたいことはなくはないが、前作が大好きな自分としては満足できるまとめ方だった。

リブート3作は地球の支配者がヒトからエイプに変わる過程で伝説となったシーザーの英雄譚だと思う。
前作で自分の良心に反してコバを処刑。王となったはずのシーザーが、今回はコバが味わった身を切られるような仕打ちを実際に受ける。
復讐心に苛まれて、仲間を危機に晒してしまうシーザーを嗜めるのが、事もあろうにその復讐心を生み出した元凶というのが素晴らしい。
前作のコバもそうだけど、誰もがそれぞれの立場で生存戦略として正しいと思うことをした結果生まれる争いなんだよね。
そして>>355も書いてるように、ヒューマニティが最終的にはシーザー自身や、果てはエイプ種そのものを救う。
このプロットには本当に感銘を受けた。

自分の中で消化しかねてるのがNOVA子の存在。
赤ん坊やアルツハイマーのように言語能力や認知能力が低下すれば共存できるということを示唆したいのか。
それって結局共存できないっていう皮肉なのかな。