>>114

自分もまったく同感です。
確かに春樹が逆方向を向いているのは違和感のある描写ですよね。

山内邸(これ、わざわざ山内さんちを使ってるんですよねw)でのシーンも桜良が誘い、
春樹は動揺しながらも向かおうとし、桜良はそれに動揺しはぐらかす、それに激昂して
しまう。しかし、ごめん、となる。桜良もごめん、となる。

原作でも書かれた二人の対称的だったり、同じだったりのシンメトリーを感じます。

桜色のウエディングドレスについて書いていた方だと思いましたが、再建した際、そこが
気になって仕方なかったです。恭子がそちらをなぜか向かないのですが、あれだけカットに
入るのはそういう意図なのでしょうね。

その二人が守ろうとした”日常”に想いを馳せると、1日の価値は同じ、という言葉が
より重く感じられます。こういう発見、自省できるのがよい映画だと思います。