>>610-611
続き。[信夫信三郎「聖断の歴史学」より 8 通州事件(四)
通州事件は、飼犬に手を噛まれたような事件であり、不幸な事件であるとともに
不名誉な事件であった。 …私は、幕僚の首脳者が集っている席上に呼ばれて、
<この事件は、新聞にでないようにしてくれ>との相談を受けた。 …
 橋本参謀長(秀信中佐)は 「保安隊とせずに中国人の部隊にしてくれ」との
注文だった。]と、現在進行形の安倍政権と官僚の隠蔽改竄捏造体質と一緒よ。
[江口圭一「十五年戦争研究史論」より
第一は、事件が中国で、それも日本のさらなる中国侵略の拠点とされた通州で発生
したという単純な事実である。…
第二は、中国側にとってもある意味で「魔の通州」と呼ぶべき事情が存在していた
ことである。 通州は冀東政権の本拠地であり、華北併呑の舌端であるとともに、
アヘン・麻薬の密造・密輸による「中国毒化」の大拠点であった。 ヘロイン製造に
あたった山内三郎は「冀東地区から、ヘロインを中心とする種々の麻薬が、奔流の
ように北支那五省に流れ出していった」と記し、 中国の作家林語堂は「偽冀東政権は
日本人や朝鮮人の密輸業者、麻薬業者、浪人などにとって天国であった」と書いた。
 信夫信三郎「通州事件」は「日本の中国『毒化政策』に恐怖し憤激した通州の
市民が保安隊反乱の混乱に乗じて日本の居留民―および朝鮮人に―に報復した
抗日事件」として通州事件をとらえた。…
軍司令官は「天災」といってのけたが、山中恒氏はこれを「初めから日本人
居留民などを切り捨てていた」と断ずる。] と、同胞日本人見殺しのトカゲの
尻尾切りも、日本軍は敗戦時、満州でも空席だらけ逃亡列車に日本人開拓民の
乗車を拒否し、広島部隊の兵が乗客拒否する金沢部隊の連中に暴行し
同胞日本人開拓団を乗車させた情義はあるけど、ほとんどの日本人開拓団は
日本軍によって見殺しにされたし、今の森友や官僚も下っ端から見殺しする
トカゲの尻尾切りの日本の醜態晒しよるのう。