見てきた

まず驚いたのは、映画が始まる前の映画の予告編で、流れた「空海」、「北の桜守」、「のみとり侍」
全部に阿部ちゃんが出てたこと。正直、出過ぎだろ

東野圭吾作品らしく、トリックはそれほど複雑ではないのに、なるほどと唸らせて、お約束の号泣ちょうだいに繋げるのはお見事

始まってから、映画にしてはト書きが多く、この映画の監督下手糞なんかなと思わせておいてからの、
タイトルで、まだ導入もしてなかったんかいって演出も遊びがあって楽しい
東京の日本橋近辺に特化した情景描写、TBSゆかりの芸人がチョロっと出てくる演出も楽しい
ミッチーとか小日向とか本人に全然見えない。声は本人なのに全然別人ってきがした。それも楽しい

加賀恭一郎のちょっとお茶目、剣道有段者の挨拶の描写とか、推理の場面では頭がキレる、
大量の写真から手が孵りを得るべく辛抱強く写真を見続ける粘り強い性格も持ち合わせる、
って演出もいろいろ新しくて、かつ阿部寛ってキャラにマッチしててGOODだった

唯一の欠点を上げるなら、松嶋菜々子の役を3人が演じてるってところ
日本一高給取りの大女優なら14歳から40歳まで自分一人で演じるべきだろ
ちょっとくらい不自然でもそれが見たかった