ナラタージュ有村架純その4
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行定勲監督が工藤泉役に有村を起用したのは
有村架純の隠れた本性を感じていたからかもしれない しかも以前から泉役は有村と決めていたようだ
ということは有村架純をだいぶ前から注目していたということだ
いつごろからだろう 原作の工藤泉は有村架純というトンネルをとおって映画の工藤泉になっている 小野君と初めて行為をしたあと大丈夫と聞かれた泉は
「大丈夫でも想像した、小野君がほかの女の子とそうことをしているときを」と言った 映画で初めての場面って記憶にないんだけどあったのかなあ とにかく工藤泉はめんどくさい女なんだと思わざるを得なくなった 小川プロデューサーが舞台を東京近郊の街から架空の街にしようと思ったのは原作を読んでからに違いない 工藤泉の嫌な面をそぎ落とすにはどうしたらいいかを考えた末だと思う 行定勲監督が持ってきた脚本に泉がどんな風に描かれていたか知らないが
原作に沿って描かれていたとしたら映画化は無理だと小川プロデューサーは思ったはずだ 葉山先生と泉の会話は曲がりなりにも高校の先生と生徒の会話なんだ
それなりに大人と少女の会話 小野君と泉の会話は若い男の子と女の子の会話
一人称で書いてるから作者の中でこんがらがっているような気がする ひょっとしたら脚本に起こすとき三人称に書き換えて見たかもしれない 行定勲氏の奥さんではないかと噂される正体不明の脚本家堀泉杏氏が書き換えたかもしれない それはともかく泉と小野君の行為中の描写がほとんどないんだ 無意味な振動の下で私は体中の体温が奪われて自分の体がプラスティックか何かに変化していくように思えた
まるで強姦に近い不幸な交わりだ 新しいクラスに馴染めず鬱陶しがられはじかれたようになり
毎朝学校に行くのか耐えられないほどゆうつになったある朝電車に飛び込もうと思っているとき葉山先生が現れ
飛び込むのを諦め学校に一緒に行く羽目になった 葉山先生とはそれ以来の腐れ縁 とは書いてない
その時葉山先生が好きなんだと思った と小説には書いてある ぜったい腐れ縁だよねえ だから第二章もぐだぐだと続くのである 一生懸命な男にとって無意味な振動って立つ瀬ないよね 映画では二年生まで親しかった友達が転校し三年になってクラス替えしたクラスに馴染めなかったとなっている 小野君と初めて交わった時泉は初めてではなかった
小説ではその時のことが書いてあるが映画にはなかった 泉が初めてした相手は誰だろう 小説にも書いてなかった 君はあいかわらず個人的なこと話すのをとことん嫌がるなあ と葉山先生は泉に言った だから自分の肉体のことは書かないし
初めての相手が誰なんて口が裂けても言わないし書かないだろう 自分のことを話すのが嫌なヒロインなら
架空の街で肉親もなくどこに住んでるかも分からないような少女がふさわしい と小川プロデューサーは思いそれにあった街を探したのだ 小野君と初めてしたあとのことをちょっと前に書いたけど
読み返してみて改めてまともじゃあないよねと思った 小説では初めての行為の前と後に小野君の肉体のことをかなり詳しく描写している 映画ではそんなのなかったよね 二人の肉体の何の描写もなかった 初めてしたあと 小野君がほかの女の子としていることを想像したってまともじゃあないよね 思うのは仕方がないけど口に出すのはどんなもんかな
正直といえば正直なんだけどね はなはだ迷惑な正直 ダメと押し返そうとしたけど「たまには大丈夫だよ」と呟きつけずに彼が入ってきた いつも付けてやってたんだ
ちょっとびっくりしたけど当然だといえば当然だな まだ名前でも呼んでいない恋人でもない男の子供ができたら大変だもんね 互いに都合よく思い違う
女は結婚相手だと思い男は遊び相手だと思う 葉山先生とならどうだろう
葉山先生が付けようとしたら付けないでと言うかも知れない 冷静に考えれば小野君の子供が出来て結婚してくれといえばできる可能性が高い
言わなくてたぶん小野君は結婚しようと言うだろう
小野君の実家も裕福そうだし親も孫ができると喜んで後押ししてくれるだろう 一方葉山先生の子供が出来たらえらいことだ それこそ不倫の子だ でも無意味な振動で体がプラスチックにさせられたような相手の子供を生むのは辛いことかも この辺の女の感覚がわからない 男はそうゆうことは話さない だいたいの男は 大概の女は本能的に自分がコントロ-ルできそうな男を結婚相手として選ぶらしい だから男は選ばれた時点でもうコントロ-ルされているんだ 泉は小野君も葉山先生も結婚相手としては見ていなかった
だからコントロ-ルしたいともしようとも思わなかった 恋人同士だって毎回必ず合意の上じゃなきゃやったらいけないと思う
と言う志緒は正しいと泉は思った 小野君とは別れたほうがいいんじゃないと言う志緒は
葉山先生とはどうなってるの一時期噂になってたのよと言ったがそれは知らなかった泉 迂闊にも知らなかった泉はまだ別れようともせず小野君の部屋に行くのだった さっさと別れられない泉の優柔不断なところは葉山先生によく似ている 自分を良く見せたいと思うのは誰しもだが
葉山先生も泉も自分をよく見せようと頭では思っていなくても体が勝手に見せたがるタイプなんだ 材料を切りながら
小野君がまた付けずに入ってきたらどうしようと思ったら寝たくなくなった泉 避妊具には 素材 厚さ サイズ コスパ などなどいろんな要素がある それ以上に重要なのは二人の触感が心地いいかということ 数多くの避妊具のうちどれがいいか話し合って決めることが必要というが
泉と小野君はそんな触感について話したことあるのだろうか 出会い頭ならともかく付き合っているなら必要なことだけど
泉と小野君の二人が首突き合わせてそんな話をしているとこ想像できない 朝っぱらからなんだけど
前戯からフェラしながら付けるのが一番自然だと思うけど泉したことあるのかなあ小野くんに 泉がしてくれないのでイライラした小野君が付けずに入れてしまったのかなあ それはともかく付けずに入れた原作の場面映画にはない たぶん 夜中にかかってきた電話がどうのこうの言ってるうち
自制できなくなった小野君が泉を抱き抱え強姦まがいにやってしまった場面がそのかわりだと思う ほとんどが アッとかウッとかの声だけで動く映像はない あの場合付けるも付けないもなく
強姦するのに妊娠が心配で避妊具付ける礼儀正しいやつはいない しかし避妊具の話はいっさいそれまで画面に出てこなかったから
付けずに入れてしまった話の代わりにはならない まだ付けていないのに気付いた泉がダメと押し返そうとしたが
「たまには大丈夫だよ」と言った小野君に体重を預けられ身動きができなくなった この場面 二人の言葉 二人の顔の表情 蠢く二人の体 等々を丁寧に撮ってほしかった
撮って映像に残して何度でも見れるようにしてほしかった ある種この時代の若者を象徴する映像として後世に残ったに違いないのに残念 付き合い始めてだいぶ経つのに下の名前で呼んでもくれずFもしてくれない だから強姦まがいなことやったみたいだけど実は
子供が出来たら泉を独占できるんじゃあないかというおもわくがあった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています