テロップ 都内 某料亭
大臣A「まずはSATを投入しましょう」
警察幹部「SATでは対応できないでしょう ここは自衛隊の出動」
大臣B「いきなり自衛隊では野党がまた騒ぐよ まずは警察だ」
警察幹部「それではSATが……」
大臣A「その方が自衛隊を動かす大義名分ができるだろう」
総理「そうだなまずはSATで行こう」(無表情で天麩羅をむしゃむしゃ食べながら)

テロップ 品川
避難民が逃げ惑う中SATの車両が急行し武装した隊員達が降車する
SAT隊長「各員配置に付いて銃の安全装置を解除!」
(通りにバリケードを設置し一列になりサブマシンガンを構える隊員達)
(胸のポケットから家族の写真を出す若い隊員 幸せそうな妻と幼い娘の笑顔)
SAT「大丈夫さ でかくても所詮は生き物だ 訓練通りにやれば問題ない」
隊員A「はい!」
隊員B「前方巨大生物!!距離500」
SAT隊長「射撃用意!」
隊員B「距離400!」
隊員C「思っていたよりデカイな……」
隊員B「距離300!」
SAT隊長「撃てーっ!!」
(一斉に射撃する隊員達 しかし射撃を浴びても怯まず突進してくる巨大生物)
隊員B「距離200!!効果なし!!」
隊員C「クソッ!!」
隊員B「距離100!!」
SAT隊長「射撃中止!!退避ーっ!!」
(一斉に逃げる隊員達 しかし逃げ遅れた隊員が踏み潰されたり跳ね飛ばされる
若い隊員の身体が宙に舞い近くのビルの壁に叩きつけられ肉塊と化す その傍に血染めになった妻子の写真が落ちる)
巨大生物はそのまま進み続けちょうど通りかかった京急線の車両を薙ぎ倒す
パニックになる車内の乗客

料亭
側近「総理 SAT部隊が突破され被害が出たようです 」
大臣A「やはり自衛隊を出すしかないな」
総理「自衛隊を品川に向かわせろ」(天麩羅をむしゃむしゃ食べる口元のアップ)

品川
(京急線の車両に取り付き乗客を貪り食べる不明生物の口元 血染めの服や鞄が路上に落ちる)