【世界の巨匠】黒澤明 6【最高傑作】IPアドレス付
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黒澤明氏の作品、そして初期の黒澤作品に欠かせない俳優陣について語りましょう。
貴方の中の最高傑作は?
1番好きな役柄は?
※このスレは荒らし厳禁です。
前スレ
【世界の巨匠】黒澤明 5【最高傑作】
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/cinema/1519453640
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvvv:1000:512:----: EXT was configured >>111は>>113
そういう感覚の問題
黒澤の人間を見つめる目は変わってないだろう >>114
逆に聞きたいけど、「問題意識がその時代の大衆」と乖離したのはいつ、またはどの作品だと思ってるの? 生きものの記録が境目になるんじゃないかな
核に対する不安と恐怖という誰もが持ってたもの扱いながら
黒澤の突き詰めたものと大衆では初めてずれが生じたと思う
その後は古典と娯楽が続くからその辺は見えにくくなり
どですかでんになるともうひたすら人間になってる >>111
完全に同意。
黒澤が一本になった昭和18年の時が33歳で、それから「七人の侍」の
44歳位までの作品は、「青春の詩情」のようなものが漂っていたと思う。
芸術家は精神年齢が一般人より10歳前後若々しいそうだが(笑)、黒澤は
44歳で【詩が尽きた】(中原中也が19歳で詩を捨てたランボーに対して
批評した言葉)というのが私見。
黒澤より10歳年下の三船も、後半は30代になっていたから、いつまでも
青年ものでもないのは仕方ないけどね。 >>117
その後の作品との境目と言うことでは同意出来ないけど、観客との乖離は同意
「生きものの記録」は早坂さんの病気がきっかけとも言われているけど、ちょっとどうしたのだろう?と思える作品
人間を客観的に見つめる視点が、晩年は自分自身に向かったのかも知れない >>110
「白痴」のカットされたネガなんて残ってるの?
もし残ってたら、黒澤がベネチアでグランプリを取ってすぐにでも
修復された事だろうに。。。 >>121
シブ珍の松竹がそんな事をするわけがない。
小津安二郎の名作「東京物語」でさえ、「保管しておくと金がかかる」という理由で
マスター・ネガもポジも廃棄してしまう会社だったのだから。
(当時の助監督、後の作家の故・高橋治の証言。今残ってるのはマスター35mm
から複写した16mmのフィルム)。 黒澤の映画が時代と合ってたのはたぶん生き物の記録までだね
生き物はこけてその後にヒット作もたくさんあるけど
そっちは時代とは関係なくなってる >>122
そう云えば、松竹が蒲田から大船に移るとき
そこにあったフィルム焼いて酒盛りしたとか。。 今ふと思いついたのだが、歴史に「if」があるとして、「トラトラトラ」という映画か無かったらその後黒澤監督はどんな映画作ったかなぁと想像したが、「どですかでん」以降のどん底状態からの這い上がりを考えると、意外と早死にしたのかなぁという思考に達した。 ハリウッドに先駆けてモスフィルムで「隊長ブーリバ」を撮り、続いて「黒き死の仮面」を撮っただろう 松竹はビデオで戦前からの映画を3800円位で何十本も出してた。
それに比べて東宝は・・・ >>114
>世の中に対して思うこと問題意識がその時代の大衆と合致していたのはいつごろか
社会問題がテーマって事なら、「悪い奴ほどよく眠る」では汚職を扱っていたし、
「天国と地獄」では誘拐犯の刑罰の軽さに一石を投じたと思うけどな >>119 だけど、黒澤の「七人の侍」は、ビートルズの集大成「アビー・ロード」みたいな
感じがする。
青春を駆け抜けたビートルズが、青春のありったけを込めて総括した作品を録音して
解散(製作順は前作の『レット・イット・ビー』が後から発売されたので、ややこしい)。
解散後のメンバーの作品は、昭和30年代以降の黒澤作品のようなもので、二度と
ビートルズ(黒澤は昭和20年代)時代の「青春の詩情」の作品はなかった。
要するに「大人(詩より散文)」になったんだな。 世の中への問題意識云々ってのは作品に内在するもののことを言ってるのかと思ったら
時事的な題材のことか。 そりゃ低次元な話題だな
黒澤は何より映画として美しいもの、面白いものを目指していた。
黒澤自身言ってるだろ、言いたいことがありゃプラカード持って立ってりゃいいって
それに黒澤が珍しく今の世の中に言いたいことがある、と発言して作ったのが「乱」だ
>>119 >>129
見当違いな苦笑せざるを得ない例えを駆使して、どうしても「七人の侍」以降は下降をたどったという
バカな説を主張したいようだが
それ以前にしょーもない嘘を書いてる時点でアンタのレスに価値はない
>>122
>>小津安二郎の名作「東京物語」でさえ、「保管しておくと金がかかる」という理由で
>>マスター・ネガもポジも廃棄してしまう会社だったのだから。
マスターネガが火事で焼失したというのは映画ファンなら誰でも知ってる有名な話。
しかもそれは1960年
それまではマスターネガは存在していたわけだ。
虚言癖のある例のジジイと同じ悪臭がする
>>今残ってるのはマスター35mmから複写した16mmのフィルム
これについてはアホか、としか言いようがない
虚言癖のある例のジジイと同じ悪臭がする またぞろ例の >>130 の統合失調者が発作を起こしているみたいだが、
テキトーに無視www あなたの最高傑作は?と聞かれると 、黒澤は常に次回作。と答えていた。
しかし、乱の時は、乱が私の最高傑作だ。と答えた。
乱以降の作品、夢、八月のラプソディーは、画家を目指してた頃の原点に戻って作ったのではないだろうか。映画を撮るというよりは、キャンバスに絵を描くような気持ちで。
まあだだよのせんせいは自分自身を画いたのだろう。
つまり、乱は映画監督黒澤明の集大成であり、
八月の狂詩曲と夢は、画家黒澤明としての実験的作品
まあだだよはあのせんせいは黒澤自身 >>131-132
ひゃっほーーい きやがったきやがったwwww >>129
七人の侍より用心棒のほうが好き
だって菊千代は惨めだよ
三十郎は賢いし腕も立つ、そして最後に生き残る
火縄銃に負けた七人の侍に対して、用心棒はピストルに勝つ話だし
黒澤自身は七人の侍に不満を抱えていたんじゃないかな 用心棒の三十郎のテーマ音楽の
レーレレレードーー
というのは、菊千代の
レーレレレ、ドレドラ、ドララドラーー
からとられている。
これは三十郎が江戸時代に生まれ変わった姿をあらわしてるからだろう。
菊千代の「ふん、本名なんか忘れたい。名前がいるなら新しく似合う奴つけてくれ」
というのは
三十郎の「俺か、俺の名は、、、俺の名は桑畑三十郎、もうそろそろ四十郎だがな」
とそっくり。 >>130
>>133
まぁそう怒るな(勘兵衛風)。
お前が器の小さな団塊臭の漂うドグマチックな老人なのは、
支離滅裂な文章を見ればわっかっておるwww
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ところで、先日(6月19日)の「徹子の部屋」に宝田明が出演
して、いろいろ思い出を語っていたなかで、森繁、三船、宝田は
大陸で暮らしていたので中国語が堪能、撮影所で人に聞かれ
ては困る話(監督の悪口や、女優の噂話など)は、中国語で
会話していたというエピソードを披露していたね。
その中国語の会話の中で、三船は黒澤の話(悪口)なども
していたのだろうか?
森繁、三船も今は亡く、存命なのは宝田だけで高齢なので、
存命中に、その点を訊いてくれるジャーナリストや研究者が
いないものかな? このスレ、オマエが来ないために立てられたスレだってことに気付けよ
VHSスカトロホモジジイが >>136
三十郎「まあそう怒るなって。
ブルーレイジジイとVHSジジイをけしかけて
お互い同士思いっ切り殺し合いをさせたら
このスレの大掃除の手間が省けると思ったんだが、
とんだ邪魔が入った」 何の存在価値も無いVHSスカトロ北朝鮮ホモジジイとオレを一緒にするなよ
オレは現時点でこのスレに40以上レスしてる
なかなか良いレスもしてるぞww
VHSスカトロ北朝鮮ホモジジイはキチガイ隔離スレでこのIPスレを立てたのは自分だ、と言い始めたぞwwwwww このスレももう終わりか
荒らされるんだな
短かったな いや、みんなでVHSスカトロ北朝鮮ホモジジイを罵りながら
真剣に黒澤について語るのだ >>139 のレスは一時代前の、古臭いポンコツ駄文しかないけどなwww >>143
スマソ
>>142 のレスは>>137 宛ての間違い そりゃ、80歳にもなりゃボケるわな
ついでに早く死んでくれ >>140
丑寅「まあそう言うな卯の、このスレがダメになったら
まともな黒澤スレ住人は他所行っちまうぜ」
猪の吉「そいつはまずいや」
卯の「ふん、じゃあ両ジジイを買っときな!」 黒澤のトラトラトラ・未公開フィルム10分って、その後どうなったの
ガセ? 黒澤が演出し撮影された数分間のフィルムは存在したが
廃棄されたのか行方不明なのか定かではない
それについて語る関係者の言葉も見たことがない >>147
そんな話がある事すら聞いた事がない。
千田是也ともう一人素人の五十六と黒澤の
3人の白黒写真しか見たことないな。 「天才の苦悩と創造」と言うムックに収録されている座談会でも撮影されたラッシュの話題になり、「虎 虎 虎」には参加出来なかった野上さんもそれを観たいと言っているね
撮影されたフィルムは確実に有るのだから、何処かに保存されていると良いなと思っている 「トラ・トラ・トラ」の美術チーフだった人のインタビュー本「木で軍艦を作った男」を持ってるけど
これ、お勧め
黒澤に関する記述は少ないけれども、珍しい写真や小津に関する逸話も面白い 「『トラ・トラ・トラ!』で、僕は素人の、社会人の出演者たちを使いました。
そして、この、社会生活の年輪を経てきた素人の人たちの演技が、プロの俳優生活で
年数を経てきた人たちの演技を、はるかに上回る質の高いものだったことを、どう考
えるべきか。
これは、大変重要なことだと、僕は思います。…『トラ・トラ・トラ!』の僕の撮影
したフィルムは、その意味で、みんなにぜひ、見てもらいたいものでした。
今までの僕の監督生活の中でも、びっくりするほどの、いいものだった」
黒澤さんは自信があったみたいね
捨てちゃったのかなぁ、FOX 何かで読んだのだが、田草川弘の本だったろうか、20世紀FOX側の人間の皮肉にこんなのがあった。
「確かに黒沢は世界一の監督だ。(金額失念)かけて10分の短編を作った」
また、どこかのサイトで「トラ・トラ・トラ」の空母からの離陸シーンは
黒澤が演出したシーンが使われている、と自信満々に書いている人がいた。
ちょっと探そうかな ミリヲタの発言だが・・・
http://www.warbirds.jp/ansq/9/I2000474.html
やたらリアルなあのシーン、私は実際の記録映像に着色したものだと思いこんでいたのですが…違うのかな?
あの発艦シーンは、アメリカ海軍の空母でロケ撮影したものです。あの部分だけ、黒澤明が監督してました。そのせいか、抜きん出て秀逸な演出になってると思います。 これを読んで「トラ・トラ・トラ」のブルーレイを注文してしまった。
その後、wowowの録画があることに気付いた
特典にも興味あるからいいけど・・・ 黒澤明の影響を強く受けたというスターウォーズが世界的な大ヒットで、
FOXに莫大な利益をもたらしたのだから、黒澤との関係は修復されたと見ていいのか
FOXは影武者にも出資している FOXは影武者にも出資している、というのは間違い
配給権というのは普通、完成した作品を見てから買うものだが
コッポラとルーカスが働きかけて、完成前どころか撮影前の時点で
FOXに配給権を買ってもらい、その金額を支払うようにさせた。
そうすれば、それを製作費として使えるから。
「影武者」のアメリカ版ポスターをもってるが
フランシス・フォード・コッポラ & ジョージ・ルーカス プレゼンツとある
これも二人が名前を使わせてくれたのだろう ところで 「クロサワ―炎の映画監督・黒沢明伝」って漫画、持ってる人いる?
2001年に出た本だが、どうせ漫画と思って最近までスルーしていた。
愚かだった。
何しろこの漫画、400ページほどある。
届いた時、その厚みにVHSかと思ったが、今時VHSを買うバカはいない。 一人を除いてwww
描かれるエピソードの大半は黒澤ファンなら既に知っていることなのだが
漫画として描かれると不思議と新鮮。
ダリル・F・ザナックに私淑する黒人ジャーナリストが
ザナックの夢を壊した黒澤を許さない、という気持ちで
各関係者に会い、最後に黒澤に会う。
彼が持参したのが16ミリフィルム
ザナックと黒澤が歓談する様子や
黒澤が演出した場面をつないだもの
この黒人ジャーナリストはフィクションだと思うが、どこまでが事実か明確ではないのがもやもやする。
早い話が、この16ミリフィルムは実在するのかどうか
巻末の「取材した人」に、黒澤明(黒澤和子氏を介して)とある。
著者は黒澤本人に会ってるのか・・・・ あ、ちょっと考えたら黒澤には会ってなくて
取材したい内容を黒澤和子さんに託して回答をもらったってことかな >>159
>撮影前の時点でFOXに配給権を買ってもらい、その金額を支払うようにさせた。
>そうすれば、それを製作費として使えるから。
それを出資と呼んではダメなの? 本屋で発売前の本やブルーレイ(VHSじゃないぞw)を予約して、その時点でお金を払うことを出資とは言わないでしょ
つくづく思うのは「乱」の時、米アカデミーはあたかも黒澤を祝う年といった風情だったのに
日本側が外国語映画賞の対象として選んだのが「花いちもんめ」
本当にアホかと思う 黒澤マンガが面白かったんで
同シリーズの小津と山中も注文しちまった まだ作ってもいない映画の配給権を買ってもらい、
その金を製作費に充てるのは出資と呼んでもいいと思うけどねぇ
製作委員会方式と似ている
あちらはリスク分散で複数だけれどね 「出資」なら得られる権利が
「配給権代の前払い」にあるはずが無いけどねw つーか、ルーカスとコッポラは、出資にならないように配慮したわけだ。
そもそも、唐突にフォックスが出資すると言い出したとしても東宝がそれを受け入れるはずが無い
「影武者」の予告を見るたびに、ジョン・ミリアスはどこに行ってしまったんだろう、と思う 梶芽衣子は2度、黒澤からオファーを受けていながら
スケジュールの都合で断ったそうだが。どの作品だろうか?
「乱」の楓の方などピッタリだとは思うが 勿体ない話だね。
何とか都合つけて出ればよかったのに。 梶芽衣子はどうでもいいけど健さんが乱のオファー断ったのは本当に勿体無かったね
降旗の映画でいつも同じようなキャラばかり演じてたから
また違ったキャラの健さんも見てみたかったよ >>170
前スレでは楓の方と、雪女だろうという意見があったね
>>172
健さんは寡黙キャラだから、鉄修理はちょっとキツいかな
容姿なら井川よりずっといいんだけどね >>173
健さんは寡黙キャラって・・・
「網走番外地」シリーズを一本も見ていないのかな >>174
ヤクザ映画は嫌いでね
山下耕作作品くらいなら観れるけど、そんなベラベラ喋る印象はなかったな 「網走番外地」シリーズを
ヤクザ映画とは言わんでしょ、普通は。 東映系の俳優は、黒澤演出には馴染まないと思うな。
だから断ったんだろう。 >>176
東映任侠映画傑作DVDコレクションの第一号は、
網走番外地だね 東映の日下部Pの本読んだら、健さん達のは任侠映画、
その後の深作監督達のは、実録物とかヤクザ映画として
別路線として扱ってった。 日下部といえば、梶めいこと増村保造から「鬼龍院花子」の企画を横取りした鬼畜 野上照代さんは、もし高倉健が出ていたとしても黒澤さんとはうまくいかなかっただろう、と発言
高倉健が出演依頼を断ったのは「居酒屋兆治」への出演が決まっていたから。
だが実際には黒澤作品に出演したかったらしく、木村大作のま発言によると
北海道の空港に降り立った時の高倉は覇気がなく、撮影初日にも気合が入っていなかったとか。
その監督である降旗康男は高倉とのコンビ作が多いので相性が合うのかと思っていたが
「憑神」という実につまらない映画の際のティーチインで、「高倉健はどういう俳優ですか」との質問に
「難しい俳優」と答えていた。
現場は高倉の「そろそろ休憩にしましょう」のひと言で休憩になる
黒澤映画の現場になじむとは思えない
言うまでも無く「乱」が描くのはは悲劇そのもの。
その中で最もカッコイイ、というか唯一カッコイイキャラが鉄
もし当時50歳台前半の高倉健が黒澤に忠実に従い、黒澤の狙い通りの演技をしたら
さぞやカッコよかっただろう
だが、映画を見終えた時の最も強い印象が「健さん、カッコイイ」では絶対にまずい。
ルックス的にはどこにでもいそうなオッサンである井川比佐志だったのは
結果的に大成功だったのではないだろうか
演技的にも申し分ないし 高倉健
その後偶然『乱』のロケ地を通る機会があり、
「畜生、やっていればな……」と後悔の念があったと語っている。
これって社交辞令を含んでいるようにも聞こえるのだがなぁ
当時はそういう気持ちがよぎった事は事実だろうけど
「黒澤監督の晩年の作品には良いものがないと思う」と言い切っているのだから、
「乱」への想いは完全に吹っ切れていたと思う 次男の次郎正虎(根津甚八)の一の家来に鉄修理という人物がいる。
この役は結局井川比佐志がやることになったが、当初は高倉健が本命だった。
黒澤さんは詳細な絵コンテを描くことで有名だが、ある日「乱」の製作室を訪ねたときに黒澤さんに1枚の絵コンテを見せられた。
それは武者姿の高倉健で、まぎれもなく高倉健だった。
黒澤さんは「いままでに見たことが無い高倉健を見せてあげますよ」と言った。
条件が会わなかったようでこの話は成立しなかった。
後日、「乱」のプロデューサーになった原正人氏にこの絵コンテの話をしたら、
原さんは、「健さんがその話を聞いたら喜んだろうになぁ。彼は本当は出たがっていたんだよ」と言っていた。 「居酒屋兆治」1983年11月12日公開
「乱」は1984年6月2日にクランクイン 翌年6月1日公開
こんなことは言っても始まらないのだが、結果的には「乱」への出演は不可能ではなかった。
もちろん高倉健には「居酒屋兆治」の次の「夜叉」もあるので、黒澤組への参加は
無理だったとは思うし、「乱」の製作延期を予測するのも無理だろうけど。 「椿三十郎」4K版見てきたが、
音声は多分疑似ステレオ。
でもモノラルよりもステレオの方が広がりがあっていい。
「用心棒」はモノラルだった。 せっかく黒澤について語れる状況になったんだから、もっとレスしてくれ
「赤ひげ」の岡場所の場面で、コマが飛んだのかと思える場面があったのは
そういうことだったのか
「黒澤監督はしばしば間がだるい箇所は演出上、画が同ポジションのところでうまくコマを“つまんで”いたりします。
今回はそういう解析までしていますので、初公開時に最も近い長さになっています」 結構有名なエピソードだけど。
1、高倉は出るつもりだった。
2、「居酒屋長治」と先に契約してたので
スケジュールがぶつかった。
3、高倉は「乱」とかけもちを黒澤に打診。
4、黒澤「駄目」
ちなみに、高倉本人は「乱」に出てたらその後の俳優人生は大きく変わってたかも
しれないと言ってた。 >>193
>コマが飛んだのかと思える場面があったのは
それはよくある。
こないだ見た「椿」でも、
椿「俺は椿の花が好きでな」
室戸「ふざけるな」
って三十郎の刀抜くシーンとか
他にも多々あるよ。
コマを幾つか抜いてるのは明らか。 コマ抜きの例、他にも教えて。
コマ抜きとはちょっと違うけれど「八月の狂詩曲」で
ボケちゃったおばあさんが雷をピカだと思って孫たちに白いシーツをかぶせる場面。
白いコマを挟んでアクションをかなり飛ばしてる
まったく違和感がないのがさすが >>194
東映時代劇の火を消したのが「用心棒」の出現と言われているから、
思えばこの頃から黒澤は、太秦スタッフに恨まれていたのだろう
しかし代わりに任侠映画が台頭してきて、高倉健がスターダムにのし上がったのだから
健さんは黒澤に悪い印象を持っていなかったと信じたい コマのつまみといえば「蜘蛛巣城」の三船の首に矢が刺さるところと、
次は豪勢なコマ落としで昆虫のように階段降りてくるところが、フィルム
だからこそ出来る「時間の省略」でおもろいな。 首の矢は、これ以上は無い程の単純な手法だが
これ以上は望めないほどの効果をあげているのが凄い
「乱」は大傑作だと思うが、冒頭のイノシシ数匹の走りのカット繋ぎのぎこちなさだけはちょっと残念 BSプレミアムシネマの荒野の用心棒を見た。
話には聞いていたが箇条書きのトリック的なもんだと思ってたが、
丸パクリで吹いたw
違うの間抜け親父の手紙くらいだったw あなたの最高傑作は?と聞かれると 、黒澤は常に次回作。と答えていた。
しかし、乱の時は、乱が私の最高傑作だ。と答えた。
乱以降の作品、夢、八月のラプソディーは、画家を目指してた頃の原点に戻って作ったのではないだろうか。映画を撮るというよりは、キャンバスに絵を描くような気持ちで。
まあだだよのせんせいは自分自身を画いたのだろう。
つまり、乱は映画監督黒澤明にとっての集大成であり、
八月の狂詩曲と夢は、画家黒澤明としての実験的作品
まあだだよはあのせんせいは黒澤自身 >>200
ヤクザから逃亡中なのに、危険を冒してまでお礼の手紙を届けるバカなんているかな?
用心棒は大好きな映画だけど、そこだけ不満が残る
良いアイディアが浮かばなくて、そこだけ妥協しちゃったのかなぁ 昔の日本人は義理堅かったからね。
今の世代の価値観で見ると、そこがギャップでまたおもろいけどね。 よく考えたら、「お礼はまた改めて」という言葉が伏線っぽいね
伏線もないのは変だと思っていた 百姓夫婦を助ける
っていうのが、一つのネックだな。
三十郎からすると、清兵衛と丑寅の無宿者凶状持ちを片付けて
この宿場の大掃除をすればそれでよかったのに、
情けをかけたのが仇になってる。
ドナルド・リチーはその点は「悪い奴ほどよく眠る」の西が
奥さんに情けをかけて、それがきっかけにやられたのとの共通点をついてるね。 「夢」のメイキングの大林宣彦との対談で
「桃畑」のラストの少年のアップのストップモーションについて
黒澤映画初のストップモーションですね、との指摘を
黒澤は否定していないけれど
「赤ひげ」に一か所、ストップモーションがあったと記憶しているが・・・ 黒澤作品全30作品の中で、「個人的に」一番つまらない作品を上げるとしたらどれ?
これは監督をそしる目的ではなく、あくまで「俺には名作のあれが、全く別の見方を
されるのか」という「価値観の違い」を認識することを目的とする。
俺は「生き物の記録」。
撮影技術は凄いと思ったが、ストーリーを冷静に考えると、「ただのパラノイア映画」
にしか思えなかった(愛好してる人にはゴメソ)www >>208
「夢」
子供時代のエピソードとか面白いが、
兵隊が出てきたり原発反対みたいなのは
しつこくて見てて苦痛。
黒澤であれ程苦痛な映画はない。
「どですかでん」の方がまだ面白った。 >>208
どん底
救いがないというか、観た当時は好きになれなかった >>209-210
ありがとう。
あと「悪い奴ほどよく眠る」。
あれは主演が「野獣死すべし」やった仲代達矢のイメージに見える。
三船だと安定し過ぎていてちょっと違和感あった。 仲代が西をやったら
汚職連中に勝利して
無情な表情を浮かべて去って行くだろうな。
三船より仲代の方が遥かにクール。 「価値観の違い」を認識することを目的として「個人的に」一番つまらない作品を上げた、とのことなので
「価値観の違い」を認識させてもらおうかな
>>「生き物の記録」 「ただのパラノイア映画」にしか思えなかった
いや、主人公は完全にパラノイアでしょ。
それが分からずその点を批判するのは黒澤が言うところの、
青い色を塗ったら赤くないと言われた、ようなものだ
>>兵隊が出てきたり原発反対みたいなのはしつこくて見てて苦痛。
兵隊が出てくる「トンネル」は私には「完璧」に思えるが、それがしつこくて見てて苦痛とはw
これ、価値観の違いじゃなくて映画に対する姿勢、いや、生き方の違いじゃないか
>>「悪い奴ほどよく眠る」。あれは主演が「野獣死すべし」やった仲代達矢のイメージに見える。
まったく見えない。 微塵も見えない。 あれは主人公がハムレット的に悩むからこそ破滅する。
「野獣死すべし」の主人公に見える、どころか180度正反対の人物だ
結論、「価値観」ではないものが根本的に違うようだ。
いや、これはこれで実に興味深いww
>>208 GJ www
人の意見をあげつらうあだけじゃナンなので自分も挙げると・・・
つまらないのではなく、非常に惜しいと思えるのが「夢」の「雪あらし」
吹雪の中をあるく場面があまりにも長くて単調
このエピソード、4〜5分だったら何か得体のしれないものを見たような不気味さで輝いたと思う。
セット丸だしだが、それならそれで小林正樹の「怪談」のように
(雪女つながりで言うわけではない)
空に目が書いてあるくらいの大胆さがあっても良かったかも。 ひと言でいうとね、
夢のトンネルのシーンって動きがなさすぎ。
同じ繰り返しで時間持たせてる感じ。
映画ってモーションピクチャーなんだから
あんな風に静止画みたいなのが続くのは苦痛。
だから「夢」が一番、見る気がしない。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています