この映画を見る予定はなかったけれど、カンヌ映画でパルムドールだったから見てきた。
万引き家族って、販売店で万引きをするシーンもあるが、家族を万引きしたとも取れる(特に最初の)。
日常シーンは普通でつまらない部分もあるが、普通だから良い部分もあるんだなあと思った。

血のつながったひどい家族と、血はつながっていないが温かい家族と、どっちがいいんだろうね・・・。
最後は女の子はDV家庭に戻ったわけだけど、このエンドでよかったのかなあ。
子供の反応の違い(ごめんなさいを言わない)はあるものの何か違うんじゃないかなあと。
DV母を抱きしめても良かったかもしれないし、まあなんとも言えないけれども。

是枝監督の作品はきれいごとや一筋縄ではいかない人生模様が良いなあと。
でもこれが日本の現状だ的な発言があったんじゃないかという記事を
なにかでみたが、それは違うんじゃないかなあと思ったりはした。