押井守監督の“企画”論 縦割り構造が崩れた映像業界で、日本の映画はどう勝負すべきか
https://anime.eiga.com/news/107718/
https://anime.eiga.com/news/107718/2/
https://anime.eiga.com/news/107718/3/

何年か前にあるプロデューサーが言っていたのは、日本の映画で当たる可能性があるのは、「売れている原作で、売れている役者をそろえて、名のとおった監督が撮る」の三拍子がそろうことだと。
「この法則しかないんだ」と言っていて、これを満たさないとプロデューサーとして仕事をしたことにならないとまで言っていた。
当時は「本当かな?」と半信半疑だったけど、今は明らかに間違いだと思っている。
そんな企画で山のようにつくってきて、どれだけのものが当たったのかは、これまでの数字が示しているじゃないのってさ。
売れている原作のものを10本つくれば、2、3本はそこそこいくかもしれないけど、トータルで考えたときにそれはどうなのって思うんだよね。